「自分一人で立ちたいんです」
その理由として
「他者と関わらなければ、傷つくこともないから」
「誰の手も借りなければ、他者評価を気にせずにすむから」
という方が、結構いらっしゃいます。
けれど
そういった場合、自立へ向かうことは難しい。
なぜなら
それは、自立ではなく「孤立」だから。
孤立は、人を不自由にします。
人ひとりの力でできることは、僅かなことだからです。
他者との関わりの中で、できることは広がりを持つのです。
他者とは違う自分
唯一の存在の自分
その自分には、独自の文化があって
それは他者と全く同じということはおそらくない。
まず、そんな自分を尊重すること
尊重するとは、今の自分ってこんななんだなぁ
って認めるということ。
なかなかいいと思える部分ばかりではないでしょう。
嫌だなって思う所もあるでしょう。
それならば
嫌だなって思っている自分ごと
こんななんだなぁ。。で、いいのです。
そうしているうちに
それが、いずれ他者を尊重することに繋がっていきます。
「I am OK. You are OK.」
「I」が先です。
そうして、自立していくと
他者と適切な距離で関わることができるようになります。
自立は他者との関わりを豊かなものにしてくれます。