ねじ伏せることで、相手の心は離れていく | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・箱庭療法・心理学レッスン・セラピスト支援などをしています。

ますは、5年前の記事をどうぞ。

議論とまではいかなくても

日常にも起こること。

 

たとえば、夫婦喧嘩

意見が合わないときに

どちらかがとにかく自分の意見を通そうとするとき。

2人とも譲らない場合もありますけれど

大抵は、片方が自分の正しさを押し通し、もう片方が諦めます。

 

上司と部下、先生と生徒、先輩と後輩など

力関係のはっきりしている場合は、力の弱い方が諦めることが多いですね。

(性格的なこともありますので、必ずそうとは限りませんが)

 

諦めた側は

相手の意見を納得して受け入れたわけではなく

もやもやしたまま引き下がるので

また、同じような喧嘩を繰り返したりして解決はしません。

ともすれば、互いの亀裂が深まるだけになってしまいます。

 

なぜかというと

そもそも無理なことをしようとしているからなんです。

 

人が人を支配することは

行動面では、ある程度可能ですけれど

心を支配することは、本来不可能なんですね。

 

うるさいから従う

怖いから言うことを聞いておく

立場が危うくなるから受け入れる

言ってもどうせ通じないから黙っておく

 

意見を押し通した側は

「ほら、自分が正しいんだ!反論できまい。」

なんて、支配したつもりでいたとしても

相手の心はどんどん離れていってしまいます。

 

自分の意見を押し通し、相手をねじ伏せることは
立場や理屈(屁理屈も含めて)や脅しや大声で

可能ではあります。

 

ただ、それをすることで相手の心は離れていくんです。

 

なにしろ、心は支配できませんからね。

 

 

 

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