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道を選ぶということは
必ずしも歩きやすい安全な道を選ぶってことじゃないんだぞ。
(「ドラえもん」)
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無料のスマホゲームをしていると
いろんな広告が入ってくるんですが
痩せる食品の広告に多いのが
「たったの〇日で成果が出る」
「これを食べるだけでOK」
などというもの。
なぜそんなに、わたしを痩せさせようとするんだ?
なんてことを思いつつ
興味がないので、スルーしてます。
考えてみると
痩せる食品に限らず
スピードと楽にできることを謳い文句にしているもの
って多いですよね。
セラピスト業界の資格取得講座でも
「〇時間の受講で難しい試験もありません」
というものを、結構見かけます。
道に例えると
「目的地まで一直線で、歩きやすく舗装した近道を準備してありますよ」
っていうことですよね。
これは
もしかしたら、とてもつまらないかもしれません。
この坂はどうやって登るんだ?
と考えたり、工夫したりもなく
迷って、誰かに道を尋ねたりもせず
つまずいて転んだり
怪我をして、立ち止まって手当てをしたり
泉を見つけて、水を飲んだり
木の枝を見つけて、地面に絵を描いてみたり
木の実をもいで、食べてみたり
分かれ道に来て、迷ってみたり
なんてこともない。
目的地に早く楽に着く代わりに
体験することが極端に少ないんですよね。
それでは身につくものは少ない気がします。
でこぼこしていても
どこへ繋がっているかの確証がなくても
こっちかなって思う道を選んでみる。
そんな選択の繰り返しが、自分だけの物語を作り
人を豊かにしていくのかもしれないな。
そんなことを思いました。