Aさんは、人のことをよく褒めます。
人の長所を見つけるのが
得意なんですね。
本当に「凄い!」と思っているようです。
本心で褒めていることは伝わります。
ところが
Aさんに褒められると
なんだか疲れてしまいます。
「気持ちだけもらっておきますね。
でも、褒めないでいてくれると助かります。」
っていう感じなんです。
なぜかというと
Aさんは
人を褒めた後、必ず
「わたしにはできないわ」
とか
「わたしなんか、とてもとても」
とか
「わたしには、そんな能力がないから」
とか
言ってしまうんです。
そして
それが本当にそうなので
言われた方は困ってしまいます。
Aさんに褒められることで
Aさんをけなしている感じになってしまうんです。
別に、Aさんのことをダメだと思っているわけではないし
けなしたいわけでもないのに
褒められることで、Aさんをけなしている感じになって
居心地が悪い。
人を褒めるときは
その人のことだけを言うのがいいです。
その後に、自分のことを話したりすると
せっかくの褒め言葉を
素直に受け取ってもらえなくなってしまう
なんてことが、起こりやすいんですよ。