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治療の邪魔になるものは セラピスト自身がそれを
「邪魔なもの」と枠づけしないかぎり何もない
(「セラピストの技法」 著:東豊)
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カウンセリングの場(クライエントのプライベートも含めて)で
起こることは、全てが大切なこと。
このことは
繰り返し繰り返し、自分の中で反芻しています。
何が起こっても
それが今起こっている意味があるのです。
そして、もうひとつ大切な視点があります。
今それが起こっているというのが事実
ならば、その(起こっている)状態で
ここからどうよくなる?
この起こったことをどう使う?
という視点です。
邪魔なものとしてしまうと
その事実を取り除こうとします。
今まさに起こっていることは
取り除くよりも生かす方が、はるかに役に立つのです。
さらに、ここ(起こることは、全てが大切)
を押さえておけばいいことがあります。
クライエントにも
クライエントを取り巻く人々にも
批判的な気持ちが起こらないことです。
邪魔なものを作らないことは
カウンセリングにおいて、いいことづくめなんですよね。