相手に「言われた」って思うと
深く傷ついたり
とても腹が立ったり
恨んでしまったりして
ともすれば
苦しい状態が長く続くようなことになってしまいます。
相手が「言った」って思うと
それでも、やっぱり傷はつくけど、すぐに治るし、
腹がたっても、短い時間ですむし
恨む気持ちは起こりにくい。
自分の気持ちのケアができれば、苦しい状態は長引かないのです。
人はそれぞれ、その人の人生を生きている。
その人の歴史を抱えて生きている。
だから、何をどんなふうに捉えるかが違ってる。
いずれにせよ、そのときの精一杯で生きている。
他者も自分も。
それぞれがそれぞれの歴史を抱えて、目の前の出来事に反応する。
だから、思いもかけないことを言う人はいるし
その言葉や表現に、傷つくこともあります。
そんなときは
「言われた」ではなく、「言った」と捉えてみるといいのです。
「あの人に酷いことを言われた!」
ではなく
「あの人が酷いことを言った。」
と、捉えてみる。
そうすれば
その「酷いこと」は相手の問題になり、自分のものではなくなります。
そして
心にゆとりが生まれて、少し優しくなれるんです。