『心を耕して知識の種をまけ やさしさと強さを肥料に人間としての花を咲かそう』 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
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 心を耕して知識の種をまけ。
 やさしさと強さを肥料に人間としての花を咲かそう。

  (「ハートボイス~いつか翔べる日」 著:青木和雄)

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塾の講師をしていたときのこと

ある生徒が
「自分というものを持ちたい」と言いました。

「持ってないと思うの?」
と聞くと、そうだと言います。

彼は、すぐに人まねをしてしまうと言うのです。

言葉遣いや文字の書き方、メールの絵文字など
あらゆるものを、友達のものをまねてしまう。
自分はこうだというものがなくて、恥ずかしい。

わたしは言いました。
「それは、素晴らしい能力だね。
 そんなに柔軟ならば、吸収できるものがたくさんあるでしょう。」

彼は驚いていました。
「先生は、個性がないと言わないんだね。」

「いろんなのことを吸収してできあがっていくのが、個性でしょう。
 そんなに柔軟にたくさんのことを吸収しているなら、先々が楽しみだね。」
と言うと
彼はにこにこしていました。


彼とのやりとりの後
【心を・・】の言葉を思い出しました。

ああ、そうか。
彼は今、種をまいているんだな。


心を耕すというのは、心を柔軟にすることです。

柔軟な心に、たくさんの知識の種をまく。
その種は、柔軟な土壌ですくすくと育っていくでしょう。

やさしさと強さを肥料にすれば
やがて、花が咲くでしょう。


心を耕さないで、知識を選り好みすると
偏った知識に支配されます。


カチカチに固まった土壌には
肥料は浸みこまない。
耕すことに一所懸命でも
種をまかなければ、何も育たない。

この中学生の例でいうと
彼は種まき中なのですよね。
種まき中なのに
「花がない」と焦っていたんです。


これは
子どもに限ったことではないように思います。


どんなことをするにせよ
どんな自分を目指すにせよ


心を耕し
知識の種をまき
やさしさと強さを肥料に、育てるんです。

そして
どんな花が咲くか
楽しみに待てばいいですね。

 

 

 

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