心理学でよく使われる言葉に
「過去と他人は変えられない」
というのがあります。
他者に対して
「○○であってほしい」という
自分の気持ちは大事です。
相手に伝えることもいいでしょう。
けれども
そのようにならない相手に対して
「あなたが悪い!」と罵倒したり
無理矢理、強要したりするのは
詮無いことです。
たとえどんなに親しい間柄であっても
他者の在りようを
自分が望むように変えるということはできないからです。
晴れてほしいと思うのは
大事な気持ちですが
だからといって
晴れさせることができるかというと
それは無理です。
人の在りようも同じです。
晴れてほしいときに
雨が降っていたら
がっかりしていいのです。
「えーー。雨ーー?やだーー。」
って言っていい。
けれど
「晴れろ!」といい続けても、暴れても
それは
詮無いことなんです。
「晴れるといいなぁ」
って言いながら
晴れるまで、待つしかない。
他者に変わってほしいと思うときは
「○○になってほしいなぁ」
って言いながら
やはり、待つしかないのです。