展示中の豆本ばなし(豆雪ドーム) | 豆ピアノの 風 古 堂(ふうこどう)

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小さいもの、古いものが大好きなクラフトマンです。
小さな豆本を作っています。

グッとくるもの、大好きなこと、クスっと笑っちゃうものを見つけたら 
ココにお知らせにきますね♪

今回、岡山テトラヘドロンの豆本展に間に合うようにシャカリキで作って、なんとか間に合いました。
スノードーム型の豆本です。


本来のスノードームは、ガラスの中に透明な液体が満たされていて、その中に入ってる小さなカケラが雪の様に降ってくるのを楽しむ物です。

 

それを豆本にするには液体を入れるわけにいかないので、どうしようか考えてガラスドームの内側に、ガラスに描けるラッカー塗料で白い雪を描きました。

内側から描いてあるので、ガラスドームをいくらなぜまわしても剥がれないのがお気に入りです(*^^*)

内側から雪を描くのは少し難しいので、たまに変な形やハート形のような雪が飛んでいたりしますが、どれも世界にひとつだけのスノードームです。かわいがっていただけたら嬉しいです。

 

いろいろと試作を重ねた結果、最初は10ミリ角のヒノキ棒を、ガラスドームの口に合わせて削るところから始まります。

直径20mmのガラスドームは口の内径が7.5mm~9mmと、かなりアバウトなので、一個ずつそれに合わせて削ります。

なるべく気持ち良く外せるように、そしてちゃんとどこかで落ち着いて閉まっていてくれるようにと削ってから、台の高さに切っておきます。

次に台を削り出すためのパーツを切り出して接着して四角にします。

 

口を削るなどいろいろやると、ガラスドームがつけられて、こんな感じになります。

 

 

これはこれでかわいいんだよなぁと思いつつ、カッターナイフとヤスリで頑張って周りを削ります(^皿^)

 

 

↓時計で言うところの12時から時計回りに進めて行くと、スノードームの出来上がり♪

 

 

はじめは焦げ茶色の台のもの一種類にしようと思っていましたが、削ってみたらきれいな木目が出たので白木のものも作って、『豆雪ドーム』の朝(白木)と夜(焦げ茶色)の2種類になりました。

 

白木の台の口の所と、焦げ茶の台には、水性の木部着色剤のチェスナット色を何度か重ねて塗った上に、水性ウレタンニスのつや消しクリアーを重ね塗りしました。

白木の周りは、つや消しクリアーのウレタンニスだけです。これを塗ると雰囲気のあるマットな艶が出て、耐久性がかなりあがります。

 

 

底を塗って乾かしていたら、なんだかスパイス入れにしか見えなくなりました。

どう見ても塩とコショー入れ(^_^;)