杉本寺へ | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

和小物 彩る 北鎌倉を見に行った後 鎌倉散策

 

八幡様や長谷周辺は 大混雑しているので どこか静かな所が良いねと くらちさんがまだ行ったことが無いという杉本寺へ。

 

 

 

大蔵山(だいぞうざん)杉本寺(天台宗)は 鎌倉・坂東三十三観音霊場第一番札所

 

 

 

天平6年(734年)創建 鎌倉で一番古いお寺です。

 

 

 

 

やっぱりここへ来てよかったね。

社会見学の小学生グループが一組の他 3~4組の参拝者と一緒になっただけでした。

小学生で ここをチョイスするとは なかなかできない選択ですよね。

 

 

仁王門へ続く階段の脇には 秋の花。

萩や水引 酔芙蓉が見られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

杉本寺では 四季を通して季節の花が楽しめます。

 

 

 

時代を経ても 威厳があり力強い仁王門。

 

 

 

運慶作と伝えられる仁王様 立派ですね~~

右側の阿像

創建当時は 衣の色も鮮やかだったでしょうね。

 

 

 

 

左側の吽像

 

 

 

 

下から見上げた茅葺屋根は 一見きれいに見えましたが

 

 

 

柱にこんな張り紙が・・・

やはり文化財にも温暖化の影響があるようです。

 

 

 

階段上から見ると 木々に囲まれた中に建つ仁王門の屋根は表面が苔むして傷み 崩れ落ちないように杭打ちされていました。

 

 

 

仁王門をくぐった麦側には 辨天堂

香炉には 立派な龍神様

 

 

 

辨天堂横の池の奥には まるでジェラシックパークの様な巨大なシダに覆われた洞窟が・・・

今にもここから龍神様が顔を出しそうな・・・。

 

 

 

本堂へ上がる苔むしてすり減った階段は 通行止めです。

昇りと下り 2本の通り道がくっきりついた階段を見ると どれだけたくさんの人たちがそれぞれの願いを抱え ここを昇ったのかと思いが巡ります。

 

 

全くの余談になりますが 50年以上前 高校卒業後にお付き合いした同級生との初デートが 杉本寺でした。

デートコースは彼が決めましたが 10代の子が初デートをここにするとは 今考えてもなかなかなもの・・・てへぺろ

「ここは 鎌倉で一番古いお寺で 苔の階段がきれいな所・・・」と一生懸命ガイドしてくれる彼氏の横で 「そうなんだ~~~!!」と素直に聞いている自分がいた事 今となっては信じられないような光景です。

私にもそんな可愛い頃があったんですよ。

 

 

余談はともかく その当時は すり減った階段を昇ることができました・・・ということをお伝えしたかったので・・・・えー

 

階段の脇には大きなキンモクセイ。

終わりに近づいた花が 苔の絨毯にハラハラと・・・。

 

 

 

 

 

本堂も立派な茅葺屋根。

 

 

 

 

堂内は撮影禁止ですが ご本尊はじめ 奥の堂内にも 息をのむほど立派な像が並んでいます。

 

本堂前の杉の木の足元には 新たな命も・・・

 

 

 

 

境内の地蔵尊

 

 

 

本堂横の坂道を登ると 二階堂の町並みが見下ろせました。

 

 

 

夏ごろから 鎌倉の混雑ぶりは大変なものですが これから紅葉の季節になると なお一層混雑に拍車がかかります。

この日も帰る前に 紅谷さんでくるみっこを買おうと立ち寄りましたが 3時前ですべてお菓子は完売。

仕方なく 交差点から八幡宮の混雑ぶりをチラ見して 帰路につきました。

 

 

 

八幡宮から杉本寺までは 裏道を通れば ゆっくり歩いて30分くらいだったはず。

ちょっとコースを外すと まだまだゆっくり鎌倉の良さを味わえるところがありますよ。