二の重と 森のログホテル | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

年末から作り始めた花見弁当の二の重 やっとできあがりました。

一の重は ちらし寿司でした。

 

 

 

二の重は おかずの詰め合わせ。

ひとつずつ 色合いと詰め具合を見ながら 全部で12種類のおかずを作りました。

 

まずはこちらから

ベージュの縮緬を2枚貼り合わせ 内側にボンドを付け クルクル丸めていきます

 

 

 

次に登場するのが 艶のある繻子の帯。

これを2枚貼り合わせ

 

 

 

先に丸めたベージュの縮緬の外側巻き付け 干瓢に見立てた紐を結べば 昆布巻きになりました。

 

 

 

爪楊枝を芯にして 2枚貼り合わせた白い錦紗をくるくる巻き 楊枝を抜き取ります。

(この部分の写真は撮り忘れましたガーン)

 

この上に茶系の絞り布を一巻きし

 

 

 

斜めにカットすると ちくわです。

 

 

 

直径3.5㎝の厚紙を 黄色い錦紗で包み

 

 

 

キルト芯を3枚挟み 周囲にテープ状のの赤紫の布を巻くと サツマイモの甘辛煮。

 

 

 

2枚貼り合わせた 2㎝×33㎝の卵色の錦紗布を巻いていくと

 

 

 

厚焼き卵。

 

 

 

中心を80°にカットした扇型のキルト芯を 左のようにクルクル丸めて芯にし

 

 

 

上部を折り返した 白い錦紗で作ったテープ状の布をずらしながら貼っていくと 

 

 

 

根曲がり竹の煮物です。

 

 

 

根曲がり竹は 春の山菜の王様です。

長野県の信濃町で森のログホテル カムループスを経営している知人は 毎年 お仲間と 熊除けの鈴を付け 早朝から根曲がり竹を採りに行き 水煮にして道の駅等で販売していますが お肉と一緒に炒めたり 天ぷらにする他 お味噌と相性が良いので サバ缶と一緒に煮込んで お味噌汁にするのが一番簡単で美味しいと言ってました。

 

 

薄手の接着芯を貼った黄緑色の錦紗を中表に縫い合わせ

 

 

 

表に返した後 薄く綿を入れ 丸めた綿を3つ 入れると。

 

 

 

茹でさやいんげんになりました。

後から入れた 丸めた綿が ぷっくり豆の様に見えるのがわかるかな・・・・はてなマーク

重箱に付けてしまえば こんな細かい所まで 目立たなくなるんですけどね・・・・ガーン

 

 

 

接着芯を貼った赤い無地と 鹿の子の布を5枚縫い繋ぎ

 

 

 

鹿の子の布で作ったしっぽを差し込み

 

 

 

 

おなか側をぐし縫いし 糸を引っ張ると くるんと丸まったボイルえび。

 

 

 

直径3.5㎝の錦紗の周囲をぐし縫いし 綿を詰め

 

 

 

放射状に6色の糸をかけると 手まり麩です。

 

 

 

雫型の発泡スチロールの上部をカット。

 

 

 

白い錦紗で包み 中央を少しくぼませます。

 

 

 

厚紙を黄色い錦紗で包み 黒ごまを刺繍すれば

 

 

 

瓢亭たまご

 

 

 

グレーの錦紗で 細長い長方形を作り 内側の上下を縫い止め

 

 

 

くるんと返すと 手綱こんにゃくができました。

 

 

 

2枚貼り合わせた赤い錦紗で 小さな輪を作り 鷹の爪の輪切りに見立てます。

 

 

 

これをまとめた手綱こんにゃくの上に乗せたら こんにゃくのピリカラ煮チョキ

 

 

 

若草色の絽の布は 何になるか わかるかな~~~ニコニコはてなマーク

 

 

 

キルト綿を貼って クルクル丸めると 水蕗の煮物です。

 

 

 

キルト綿を貼ったオレンジ色の縮緬を 梅の花型にカットしてハサミ 縫い合わせ

 

 

 

中央に 濃いオレンジ色の布を貼ると 梅型人参の甘煮ができました。

 

 

 

ここまでで 作ったおかずは12種類。

最後に バランを作ります。

 

 

さ~~てここからが大変。

パズルのように出しては入れを繰り返し バランス良く重箱に詰めていくと おかずが満載 二の重ができあがりました。

こんなにおかず満載のお弁当は 実際に自分では作らないんだけどね・・・にひひ

 

 

 

年末に作った 一の重と一緒に記念撮影です。

 

 

 

さ~~て これから 三の重と四の重を作ります。

何が入るかは 次回をお楽しみにニコニコ!

 

 

今日のおまけ。

 

根曲がり竹のレシピを教えてくれたホテルのオーナーは 30年前まで 実家近くで ステーキハウスを経営していたシェフご夫婦です。

学生時代 4年間 私はこのレストランで バイトをしていて オーナーご夫婦には 妹のようにかわいがっていただきました。

ずっと夢だったスキー場でのホテルを実現し 30年前に 信濃町のタングラムスキー場に 森のログホテル カムループスをオープンさせました

 

 

 

 

オーナーは元レストランシェフ そして大磯の網元の息子という事もあり 大磯の漁師仲間から新鮮なお魚を直送してもらったり 時間があれば 自分で 日本海まで魚を釣りに行ったり すぐ近くの野尻湖で獲れる淡水魚や 奥さんが育てる自家製野菜 近隣の山でとれた山菜を使って 料理が美味しいホテルにとして知られています。

 

 

 

 

 

 

 

私も  友人や 息子たちと 時には一人片道5時間車を走らせ 何度も訪れています。

自然に恵まれ 四季折々 楽しいスポットも多く ペットと宿泊できるお部屋もあるので コロナが終息した時には 是非訪れてみてくださいな。