プラムジャムと山桜桃梅 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

最近の果物や野菜は旬に関係なく 1年を通して スーパーに並ぶものが多くなりましたが それでも 限られた時期だけ採れる旬のものを見ると 足を止めたくなりますね。

数日前から 果物コーナーで見かける様になったのが プラムプラム

 

毎年 今の時期 プラムでヨーグルト用のジャムを作っているので もう少し出回るようになってから買おうと思っていました。

 

そんな時 ご近所の農家さんから 畑で獲れたプラムをいただきました。

ご自分でもジャムを作られたそうですが 今年は豊作で使いきれなかったから 残りを全部使ってと段ボールいっぱい。

 

 

 

これだけあると 1つの鍋では無理ですね。

計ってみると 4.5㎏もありました。

 

まずは半分だけ お砂糖とレモン汁レモンと一緒にレンジオーブンレンジでチンチンして量を減らしてから 残りも混ぜて火雫に掛けましたが  それでもお鍋2つ分。

 

 

 

あくを取りながら コトコト30分煮て やっと鍋一つにまとまりました。

 

 

 

さらに30分火にかけて ちょうど半分の量になった所で出来上がり~~ 

 

母とお嫁ちゃんの所にもおすそ分けします。

 

 

 

ヨーグルト用のソースに使うので 仕上げは柔らかめです。

 

 

 

プラムプラムは酸味が多いですが お砂糖を控えめに仕上げたので  カレーカレーを作る時に チャツネ代わりににも使えそうです。

レアチーズケーキを作る時に マーブル状に生地に混ぜたり  炭酸で割ったり 冷たいお水と混ぜてプラムジュースジュースpeachも良いですねニコニコ

そうそうプラム酒もおいしいですね。

東欧地域は プラム酒を蒸留して樽に詰め熟成させ ブランデーを作るそうです。

 

 

最近は ずいぶん品種改良され甘くなったプラムプラムですが 子供の頃 スモモと呼んでいた酸っぱい果物。

昭和の真っただ中に子供時代を過ごしていたので 当時は お洒落な食べ方も知らず そのまま 丸かじりして しかめっ面して酸っぱい食べていました。

そして もう一つ 子供の頃 食べていた 懐かしいものが ユスラウメ。

漢字で書くと 《山桜桃梅と 春の代表的な花の文字 全てを使った贅沢な名前ですニコニコ

 

毛虫nyakki*がつくという理由で いつの間にか切られてしまいましたが 実家の庭に ユスラウメの木があり 春には 白くてサクランボ小さな桜桜のような花が咲き 夏休みが始まる頃 小さなサクランボさくらんぼのような真っ赤な実がなりました。

種ばかりが大きく 食べられる部分は ほんの少しでしたが ユスラウメの真っ赤な実が熟れるのをとても楽しみにしていました。

勿論 食べ方はシンプルそのもの。

笊に摘んだ実を そのまま洗い 笊を抱えて食べていました。

初めは 嬉しくて 一粒ずつ味わうようにたべましたが そのうちに 手のひらに乗せたたくさんの実を一気に口に入れ 甘酸っぱい味と香りがくちいっぱい広がるのを楽しむのが とても贅沢で嬉しかったのを覚えてます。

 

 

最近はすっかり見かけなくなったユスラウメの木ですが 何年か前 農家さんが 庭先の無人野菜販売所で ユスラウメを売っていて 懐かしさのあまり 一袋買って帰りました。

子供の頃 あれほど美味しいと感じていたユスラウメですが 意外なほど酸っぱく感じました。

周囲にあふれる豊富な食べ物に 味覚が慣れてしまったのかもしれませんね。

 

今の様に便利で 何でもそろう時代とは違う昭和半ばに子供時代を過ごしましたが ある意味 当時は シンプルなものに幸せを感じることができた  贅沢な時代だったかもしれませんねニコニコ