母や叔父のフォローで 針仕事
が完全にストップ
してしまったこの1か月
。
これほど 長い間 針を持たない(持てない)時間は ここ１０数年間で初めてでした。
母がホームを変わって３週間 初めのうちは 新しい環境に慣れずに 不安定な心理状態が続いていましたが 少しずつ穏やかさを取り戻し始めました。
以前入所していたホームは 介護度の高い入所者さんがが多く 職員さんたちの手が回らなかったり 入所者同士の会話も ほとんどない状態でしたが 今回 お世話になったホームは プライベート空間を保ちながら 程よい手助けを受け のんびりと過ごしている方たちが多いホームです
。
実家のある地元のホームという事もあり 間接的な知り合いや 以前骨折
で入院した
時に同室だった方など 親しく話をできる方たちがいらっしゃり 時に 母の様子を心配し 部屋に来てくださる方もいらっしゃるそうです。
食事
の後 歩行訓練
を兼ね 歩行器で館内を歩いていると 廊下のあちこちに置いてあるソファー
で くつろいでいる方たちからも 優しく声をかけていただいていることや 母よりはるかに年上の方が頑張る姿を見たり 珍しく女性よりも男性入所者さんが多いホームのため 素敵な紳士から 体調を気遣ってくださる言葉や 若いね～～と お世辞見え見えの言葉をかけていただくことが 刺激になったり 嬉しかったりで 心の安定をもたらしたのだと思います。
母の新しいホーム探しや転所と 叔父が倒れた時期が重なり 大変な時期を過ごしましたが 早い時期に母を転所させて良かったと思います。
現在 ショートステイにお世話になっている叔父も １か月の利用期間が終わる直前の２３日から 長期で受け入れてくださるホームが見つかりました。
現在 介護認定の変更手続き中で おそらく介護４の認定が下りる状態なのですが 糖尿病 腎疾患 動脈硬化 脊椎と頸椎の狭窄症が進行し 手足は 完全に麻痺状態 支えがなければ 座ることも難しく あっという間にできてしまった褥瘡の状態も日々悪化。
伯父のように 介護の他に 医療的措置も必要な状態だと 特養ホームでの受け入れは困難で 入所できるホーム自体が とても少なく 見つかったとしても毎月かかる費用も 目が飛び出るほ
ど高額です。
伯父が倒れてから 細やかに手を貸してくださったケアマネージャーさんの尽力で ホームの紹介センターを教えていただき 親身に相談に乗ってくださったセンター長さんのおかげで １床だけ空いていた 医療行為が必要で介護度が高い老人を受け入れてくださるホームへの入所が決まりました。
今日も午後から 伯父が入所するホームの看護師さんとの面接に立ち会ったリ 今後も 母と叔父とのフォローに加え 一人暮らしになる叔母の見守りなど 大変なことは続きますが とりあえず 少しずつ 自分の時間が作れるようになりそうです・・・と言うか なって欲しいと思っています。
このところの駆け回る毎日で 私も持病の再発が頻繁になり たびたび病院
に駆け込んでいますが ボチボチ 自分のペースを取り戻し できることから ９月の風遊花展の準備を始めていきたいと思います。
もしかしたら 今後の状況により 今年の風遊花展はお休みという事になる場合もありますが できる範囲で 毎年参加していただいているお仲間のお力もお借りしながら 参加してくださる作家さんも お客様も一緒に楽しめるイベントにしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします
。
針仕事再開の手始めは ひと月前に作りかけて中断していたものを仕上げました。
完成していたのは この２つ。
作りかけのままで放置していたのは こちらの２段重と
丸い桶。
中に詰めるのは 助六寿司
です。
まずは 目の粗い白い鬼縮緬と 目の細かい金茶の縮緬を使います。
樹脂粘土を丸めたものに 縮緬を貼り
細かくカットした
赤い錦紗を紅生姜
に見立てて 上に乗せれば 稲荷ずし。
５色の錦紗を丸めて こよりを作ります。
赤はマグロ
ピンクは桜でんぶ 黄色は卵焼き
金茶はかんぴょう 緑はキュウリ
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赤 金茶 緑の３色それぞれに 目の粗い縮緬を巻き 一番外側に黒の錦紗をひと巻きして 金太郎飴のようにカットすれば 鉄火巻き
かんぴょう巻き
かっぱ巻きの細巻きが出来上がり
。
４色のこよりをひとまとめにして 白の縮緬で巻き 外側に黒の錦紗をひと巻きしてカット。
太巻き
が出来ました。
お次も ４色のこよりをひとまとめにして 黒の錦紗でひと包み 白の縮緬を巻き 外側に黄色の錦紗をひと巻きして カットすると 薄焼き卵の太巻き
が出来ました。
ちっちゃな巻き寿司ですが 作る手順は 実際の巻き寿司と同じです。
出来上がったお寿司を桶に詰めました。
お重箱にもしっかり詰めます。
お惣菜の重箱も合わせると ２段寿司弁当が出来上がり。
重箱も寿司桶も お花見
の季節に合わせて製作中でしたが 完成が大幅に遅れてしまいました。
それでもめげないオバサンは お花見弁当を 秋の行楽弁当や 運動会
のお弁当に見立て 風遊花展用に使い回します リニューアル
風遊花展用第１号作品は チクチク針仕事作品ではなく チョキチョキ ペタペタ
工作作品になりました。