いつものように、旅情感溢れる琵琶湖…です。
琵琶湖――湖北――
琵琶湖 竹生島の夕景――湖北――
日本最大面積(669.26㎡)で、近畿の水瓶とも言われる貯水量275億㌧の「琵琶湖」が、昨秋より水位低下が進み続け、一時はー78cmにまで水位低下が進み、通常は水面下に隠れている坂本城趾(大津市)の石垣が姿を見せたり、湖中の浅瀬が砂州繋がりの島状に姿を変えてかの有名なモンサンミッシェル日本版の登場か?(長浜市)と騒がれたり…だったが、今年1月頃から降雨の日が多くなり、2月、3月は平年よりも降雨量が多く、徐々に琵琶湖水位の回復傾向が進んでいた。
そして3月26日、ようやく約7ヶ月振りにマイナス水位からプラス水位に転じた。
★瀬田唐橋の中之島に設置されている鳥居川水位観測所★
―― 琵琶湖水位観測所のひとつ ――
下段:(左)水位観測所外観 (右)水位観測所全景
上段:(左)観測所内部 (右)瀬田唐橋沿いの鳥居川量水計
琵琶湖大橋①
琵琶湖大橋②
琵琶湖大橋③
<琵琶湖水位>
26日 06:00 ±0 cm
17:00 +9 cm
<標高差> ……… 琵琶湖は海面よりも80m以上も高い位置にあります。 オドロキ…でしょ?
*琵琶湖基準水位(B.S.L.:Biwako Surface Level) ±0.0 cm
= 東京湾平均海面(T.P.)基準 +84.371m
= 大阪湾最低潮位(O.P.)基準 +85.614m
伊吹山頂から望む琵琶湖に浮かぶ竹生島
わずか1日間でのプラス水位への回復は、昨年8月18日以来だとか…
3月下旬のこの時期の過去30年間の平均水位は+6cm。
毎年、4~5月頃は琵琶湖の固有種ニゴロブナの産卵時期で、この頃には+10cm程度が望ましいとか…
多くの魚類は、水辺の芦原等を産卵場所にするようで、水面がグンと低下するととても困るようですね。
6月16日からは、出水期対応のために琵琶湖水の唯一の天然出口「南郷洗堰」の放流量を調整して、平年は-20cm程度にまで水位低下を計るようです。
琵琶湖の水位は、いろんな事情や都合を加味しながら日々の水位調整をしているンですよね。
今回の渇水は、自然現象の力の方が、人為的な調整力を上回ったってコトのようです。
水門全開時の南郷洗堰
異常渇水で1月4日に滋賀県が設置した「渇水対策本部」は3月7日に解散した。
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突然ですが
気晴しにでもなればと…
別の話題を…
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『 琵琶湖の不思議 』… デス
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これっ! … デス
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何? これ……
どこが 不思議…?
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ズームアップしてみますネ
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分ります?
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蜃気楼
水面よりも観光船が浮き上がり、船の航跡が連続アーチを形作っています。
気象条件により、風景が浮き上がって見える、時々見られる現象です。
いつの日か
天気に恵まれた日に
琵琶湖に訪れたときには
遠く
琵琶湖の水平線辺りを
よぉ~く観察してみて下さい。