琵琶湖北端の山に囲まれた凹みに広がる周囲約2km弱の小さな湖の湖畔湿地帯で黄色い花を咲かせるサワオグルマ群落を、今が満開と聞き、雨模様が続くGWの晴れ間が覗いた先日(5/02)、久し振りに再訪してきた。
絶景が続く琵琶湖畔沿いの道を走ったら、片道約100kmの長ドライブとなったが、柔らかい陽光が照る天候には恵まれた。
道中で見掛けた花を付けた桐の木
たかが雑草群落見物に往復200kmもドライブ…?
そうですよねぇ…
つまりは、自然大好き派なので、季節感いっぱいの自然の営みを直接肌で感じ取りたいだけかも…
他にも、季節はずれるけれど琵琶湖畔にはハマダイコン、ハマヒルガオ、ハマエンドウ、ハマナデシコやヒガンバナ等々の花々群生地が知られている。
現在の琵琶湖は約40万年前に誕生し、世界的にも希少な『古代湖』(⇄ 10万年以上枯れることなく湖水を蓄え続けている湖)に分類される隔離された別世界の環境なので、海浜性植物の一部は淡水に適応すべく独自に進化して琵琶湖畔の環境に馴染んできた。
< サワオグルマ >
*分類:キク科
*特性:好湿性。 多年草。 茎は太くて中空。 白いクモ毛で覆われている。
・草丈…50~80cm
・花期…4~6月
・花色…黄色
・葉……裏表両面に綿毛
*群落:余呉湖畔。 湖畔の湿地帯数ヶ所に群落を形成。
余呉湖に到着…!
賤ヶ岳山頂より眺めた余呉湖
(お目当ての群落は湖の右下辺り)
< 余呉湖 > 別名「鏡湖」
*地 形:三方を山に囲まれた断層盆地。
*高低差:琵琶湖水面よりも余呉湖水面が約49m高い。
*面 積:約1.8 k㎡
*周 囲:約6.4km
*最深部:13m
*羽衣伝説:
白鳥に姿を変えて水浴びを楽しんでいた8人の天女の姉妹のうち、末妹が羽衣を伊香刀美(イカトミ)に盗まれ、天に舞い戻れなくなった。 止むなくこの地にとどまった末妹の天女は、やがて夫婦となり2男2女を設けた。
また一説には、羽衣を盗んだ者は桐畑太夫で、その子が菅原道真とも伝わる。
羽衣を纏った天女
(ビジターセンター前広場)
余呉湖~賤ヶ岳 ハイキング案内図
賤ヶ岳合戦図
お目当てのサワオグルマ群落は、余呉湖の南端東岸辺りで、数ヶ所の湿地に群落を形成している。
その内の一ヶ所で、道端で雑談に興じている約20人ほどの団体サンがいて少々ビックリ…
あれ…? こんなに大勢がここまでどこからどうやって来た…?
付近に停車している数台の車は小型の乗用車ばかりだし…
あ、そうか…
観光バスのご一行様なんだな、きっと…
今春の日帰りバスツアーに、ここのサワオグルマ鑑賞が組み込まれているツアーが誕生していたっけ…
きっとそれに違いない…
観光バスはどこかの近くに駐車しているハズ…
やはり少し離れた場所に中型バスが1台駐まっていた。
さて、各群落を見て回りましょうか…
湿地帯はずぅ~っと山の奥の方まで黄色い花で埋め尽くされている。
見応えのある眺望…だ。
以前に訪れたときは、各自で群落一帯を自由行動できたが、今回は、湿地帯への立ち入りご遠慮を…との規制変更されていた。
しばらく群落の景色を楽しんでいたら…
ふと気付いた。
黄色い花のひと塊が、株ごとに黄色の輝き状態が少々異なっているような…
明るい黄色の塊もあれば、やや茶色っぽい塊もあり、花びらの枚数が減った塊もある。
あっ、そうか…
全体的には株ごとに満開の時期が過ぎ始めているンだ、きっと…
ナットク…
どの群落場所も、群落のメインは道路から山側の湿地帯なので、後方は冬枯れ草木が残る山肌だけ…
道路から湖岸側の開けた場所にも分布域が広がり始めてはいたが、サワオグルマの株はまだ点々とした状態で群落形成までには時間が掛かりそう…
でも、湖の見える景色をバックに撮ると、写真的に映えるンだよねぇ…
なんだかんだとブツブツ言いながらもしばらくこの場所にのんびりと滞留し、自然の息吹を大いに堪能した。
岸辺で餌を啄む約10羽のオオバン
ハルジオン小群落
ビジターセンター前広場より賤ヶ岳方面の眺望
↑ 賤ヶ岳登山口 ↓
(余呉湖最南端付近)
余呉湖最南端の湖畔
帰路は、往路と反対側の湖畔道をゆっくりと走り、余呉湖を一周するルートを選択。
一周道路の途中には、幾つかの謂れが残る場所や見所が点在する。
例えば、
賤ヶ岳の戦いに絡む戦跡地…
古来からの伝説に因む地…
アジサイ植栽エリア…
ハイキングポイント…
凍った湖面からのワカサギ釣で知られる釣り場…等。
これらに係わるアレコレを事前に予習して訪れると、この余呉湖を眺める印象が一層深みを増すでしょう。
また、湖北地方一帯は由緒のある寺社や歴史的な史跡、種々の資料館等が点在する興味深い地域でもあります。
琵琶湖北部の山々付近では熊出没のニュースも流れています。
おのおの方 ご油断めさるな

























































































































































