春いずこ 春彼岸にぞ 雪が舞い
3月20日は春のお彼岸なのにとても寒くて、どんよりと曇った空からは小雨が降り、夕方には時折白っぽい雪交じりに… 夜には地面が白く薄っすらと雪景色に…
自然界が、春の営みを交通渋滞か…
声には出さねど、庭の植物たちも大いに戸惑っているでしょう…
それでも例年のように、今年も、毎日幾度となく訪れる、庭へのお客サンに随分と癒やされています。
なので、こちらもお目当てを欠かさぬように…と、おもてなしに努めます。
そのお客サンとは… メジロ様 です。
裏の甘柿が熟す頃から我家への来訪が始まり、冬場もリビングから春先まで眺められるようにと、一部の甘柿を南面の庭へと置き場所を移してさりげなくお客様を誘導し、お目当ての甘柿からミカンへ、その在庫が尽きればミカンジュース風味の蜂蜜水へとお目当てを入れ替えながら、愛らしい鳴き声と可愛い仕草で動き回るお客サンを眺めます。
とってものどかで、穏やかで、心から癒やされているような… 平和なひととき…
一日に何度訪れているか定かでは無いけれど、ホントによく見掛けます。
お目当ての餌場に着くと、多くの時間を費やして辺りを警戒しつつ、一瞬の時間にチョンッと一回だけ飲みます。チョンチョン…と連続して飲み続けることはまぁありません。
ペアで飛来
時々、突然メジロが サッと傍らのツツジの茂みに飛び込みます。
メジロの避難所
エッ?と思って様子を観察していると、すぐに大敵のヒヨドリが飛来してきます。
メジロの危険察知能力ってスゴォ~イ…
そして、メジロ様へのお食事を、横取りして、ガツガツと多量に喰い始めます。
ヒヨドリ
数年前には、このヒヨドリにメジロが眼と喉を突かれて殺されたコトがあります。
その年は、ヒヨドリを捕まえて極刑を課し、ここは死ぬほど怖い場所だぞと体験させたほど…
その後、その年だけはピタリとヒヨドリの襲来は止まりましたね。
でも世代交代が進み、今年もヒヨドリが飛来しています。
ヒヨドリは、食い方がとても乱暴です。
半切りにしたミカンの皮さえも引き千切るように突き回ります。
ぜぇ~んぜん、可愛気がありません。
晩秋頃から、琵琶湖畔に野鳥の死骸がまたまた流れ着いた…と報道されるようになっていました。
どうやら、野鳥の世界では、鳥インフルエンザが流行しているようです。
その影響からでしょうか、庭の可愛いメジロのお客サンの飛来数が例年よりもグンと少ないようです。
多い年は飛来してはち合わせした数組のペアが縄張り争いを始め、その戦いは雄の役目のよう…で、雄同士の追いかけっこが始まります。
でも、今季はどうも2組までのようで、お互いが滅多に遭遇しないようです。
ヒヨドリの飛来数もグンと少ないようです。
お向かいの軒先で巣作りしていたスズメも今季は子育てが無いようで、ほとんど飛来してきません。
トンビは上空で旋回しながら鳴き声がするけれど、カラスの飛来はほぼゼロ…
今季は、シジュウカラ、シロハラ、ジョウビタキ、ツグミ、ムクドリ、モズ、ウグイス…等もほとんど姿を見掛けません。
上:ヒヨドリ 下:シロハラ 上:メジロ 下:スズメ
ツグミ ジョウビタキ
今季、My Garsden への野鳥の飛来数や種類が少ないのは、途切れないように置き続けているメジロ向けの単品餌だけではないようです。
野鳥の世界で何が起ころっていようとも、可愛いメジロ様にはもっと姿をお見せ願いたいと願っているのですが…
ブルーベリーの花が咲く頃まで、その花蜜を求めてメジロ様の飛来は続くでしょう…
その頃には、ウグイスの姿や美声も聞かせてもらえるハズ…
ブルーベリーの花蜜もお好き…?
想定外の春彼岸の積雪があったけれど
このようなお客サン招きの目的も兼ねての
楽しい庭作業ができる
暖かい春は
もうすぐそこへ…
はぁ~やく 来い…