「スティーブ・ジョブズが人生の最後に悟った真実」と、今年の夏以降、私の周りで起きているシンクロについて書き留め、今年の投稿を締めくくろうと思います。
そのシンクロは、京都のイタリアンバールPで起き始めました。
今年の夏、私はこの店で、ベルギー出身でイタリアと京都に家を持つPさんと出会い、彼女からのお招きで、「祇園祭」と「時代祭」を観覧席から見学できる幸運に恵まれました。
そして、ある朝、「スティーブ・ジョブズが人生の最後に悟った真実」という動画を見た後、イタリアンバールPに行くと、またPさんと出会い、帰り際、彼女からりんごをもらったのでした。
Appleの創業者の動画を見た日に、イタリアンバールPで、再びPさんと出会い、リンゴをもらった。
このシンクロに気づいた私は、スティーブ・ジョブズが語った以下のようなメッセージを添えて、インスタにアップしました。
「金持ちになるために子供を教育するのではなく、幸せになるために子供を教育するんだ」
すると、その翌日、更にこんなことが…
市川團十郎のお子さんが、二人そろって、Pの文字が入ったこんなセーター着て、テレビに出てきたのです。
(PとPの一致)
しかも、この番組では、市川ぼたん(長女)さんが、人気ドラマへの出演が決まってから、毎日、家で「アップルパイ」を焼いていた、というエピソードが紹介されたのでした。
(アップルのさらなる一致+「パイ」のPがさらに重なる一致)
このようなシンクロが立て続けに起きだしたちょうどその頃、私はウィトゲンシュタインの論理哲学論考を読み、PとPの記号が何を表しているかをようやく読解できだした時期とも重なっていました。
そこで、スティーブ・ジョブズが悟った内容についても、哲学的に考察してみようと思い、次のように考えを巡らせ始めました。
スティーブ・ジョブズは、京都の定宿(旅館)で、日本の器の形状に魅せられ、それをきっかけに自分がつくって欲しい皿の形を陶芸家にリクエストして焼いてもらっていた。
そして、このような感性があったからこそ、それがコンピューターのデザインに活かされるようになり、Appleは世界的なブランドになった。
この事実から、彼が「金持ちになるために教育してはならない」と語った理由を考えてみると…
もし、金持ちになるように子どもを教育したなら、彼らが大人になった時、物の価値を、「値段」でしか判断できない人になり、そうなると「記号(=観念)消費」の悪循環にハマり、物の価値を知る感受性が鈍りだす。
そうなれば、生活に必要な物や道具を買う時にも、それをつくったり、売ったりする時にも、人にそれを見せびらかすためのやり取りしかできない中身が薄っぺらな人生になってしまうから、なのではなかろうか。
私がこのように思えたのは、Pさんご夫妻もまた、日本に来るたびに、日常生活の中で実際に使われている家具や襖絵や器の中に「美」を見出していて、ここにスティーブ・ジョブズとの共通点があるように、私には感じられるのです。
そして、Pさんと出会ってから、なぜ彼女が私をお祭りだけでなく、食事にも誘ってくださるのか、とても不思議に思っていたのですが、ある日、Pさんからこんなメッセージが届き、その謎がとけたのでした。
あなたとどこかに行くのはいつもとても楽しいです。
いつもたくさんのことを学べます。
これを読んだ瞬間、私もまったく同じように感じていることを実感しながら、Pさんと初めて祇園祭を見学した時のことを私は思い出していました。
Pさんは、自分の目の前にやってきた山鉾に掛けられたタペストリーの図柄を見るたびに、「うわぁー」と歓喜しながら、目を輝かせていたのです。
そして、私もまたその頃、ギャラリーを訪れて、絵の前に立った時、意識に現れている色の質感をそのまま感受するようにしていました。
そして、この感受性が複数の間で同調し合うことで、目に見える色や言葉となってシンクロが起き、計画や努力によってもたらされる成功とは別次元の「量子的飛躍」とも呼ばれる変容が人生に起きると、私の確信は深まっています。
今年一年もこのブログをお読みいただき、ありがとうございました。
そして、ここまで、この文章をお読みいただいたあなたにも、このブログやメルマガのフォローをきっかけに、来年があなたの飛躍的な転機の年となることを願い、本年最後の挨拶とさせていただきます。
どうぞ、良い年をお迎えください。
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年末年始は、12月29日から1月3日までお休みします。
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