「きみの住んでるとこの人たちったら、おなじ一つの庭で、バラの花を五千も作ってるけど、…じぶんたちがなにがほしいのか、わからずにいるんだ」と、王子さまがいいました。
「うん、わからずにいる…」と、ぼくは答えました。
「だけど、さがしてるものは、たった一つのバラの花のなかにだって、すこしの水にだって、あるんだがなあ…」
「そうだとも」と、ぼくは答えました。
すると、王子さまが、またつづけていいました。
「だけど、目では、なにも見えないよ。心でさがさないとね」
サン=テグジュペリ「星の王子さま」より
お知らせ
9月開催の講話会では、二元相対のこの世界(現象界)で私たちが経験する「生・死」「自・他」「平和・戦争」「愛・憎」「幸・不幸」「美・醜」「成功・失敗」「得・失」の二元性が、いずれも自らの心によって投影されたものであり、日々、どのような道を歩むと、生死の輪廻を超えた涅槃寂静(仏教)、幸不幸を超えた至福(不ニ一元論)の世界に至れるのかをお話しします。
