安定していた毎月の給料が減り始めた。
仕事そのものがなくなってしまった。
「さあ、どうしたものか」と心が落ち着かず、なんとか当面暮らせるだけのお金を工面しようと努力するわけですが、これは言ってみるなら、新型コロナの影響によって、働ける環境(外的状況)がこれまでと全く変わったにも関わらず、お金に依存する状態(内的状態)だけは、変わることなく続いていて、そのズレにより、今の苦悩が発生しているとも言えるわけです。
コロナが収束して、元通りの世界が再び戻ってくるなら、お金に依存した状態が続けたままでも、その日が来るのをひたすら待っていれば、安心して暮らせる日が再びやってくるでしょう。
しかし、それがいつの日になるのか?
はたまた、元の状態に戻る日が本当にやってくるのか?といえば、未来のことですから、誰にも予測できません。
しかし、未来のことはわからないと言っても、歴史を振り返れば、疫病がいつかおさまり、「あの頃は大変だったね」とお互いに振り返れる日が来るのは、確かなことです。
その日が来るまでの間、今、気持ちが落ち着かず不安を感じているなら、本当に見なくてはならないのは、感情的・心理的にお金に依存したままの状態が続いている限り、今後も収入の増減によって、感情が振り回されてしまう人生が続いてしまうということです。
ここで私が言っているのは、お金に対する感情的・心理的依存のことで、それが消えれば、今後、収入の増減にとらわれることも心配することもなく、生活していけるようになります。
今週末24日(日)のオンライン講座では、再び緊急事態宣言が発令されたことを鑑み、このような内容の話をしてみたいと思っています。