先週末の渋谷禅では、人間関係のいざこざがどのようなメカニズムによって引き起こされ、具体的にどうすれば争いが起こらず、たとえ自分が苦手だと思っている相手とも、和やかに会話できるようになるかを話した。
冒頭、ブッダと龍樹が人と会話を交わす時、共通してどのような関わり方をしていたかを話し、続いて、仏教で言われる「縁起」が、私たちのセルフ(自己)イメージを作り出す上で、どのような働きをしているかについて述べた。
そして、そのセルフイメージ(偽のアイデンティティ)が、否定的なものであろうと、肯定的なものであろうと、相手との分離感を生み出し、未来に完全性を求める探究が果てしなく続いてしまうこと。
たとえば、自分のことを「不完全な存在だ」と認識しているなら、自分に足りない何かを獲得することばかりに夢中になり、相手の話に耳を傾けられなくなること。
また、自分は壊れやすい存在だと思い込んでいるので、相手との間に自己防衛のためのバリアを築き、オープンでいられなくなること。
そして、自分の考えと合わない人に出会うと、相手を非難したり、無視するようなリアクションが起こり、人間関係をますますこじらせる悪循環に陥ってしまうことを話した。
しかし、「この人と一緒にいると居心地が悪いな」と感じる相手こそが、自分にとっての先生であり、具体的にどのようなことに気づきながら、その人との時間を過ごすと、自己防衛から出てくるリアクションではなく、慈悲に満ちたレスポンスが生じるようになるかを伝えて、3時間の講座を終えた。
お知らせ
7月3日(金)〜7月17日(金)の期間、ノンデュアリティ・プライベートセッションは、大阪・梅田で行います。