冒頭、「ファシリテーターの仕事は、クライアントにリバレーション(無条件の自由)を経験してもらうこと」と伝え、そのリバレーションとは何かについて、最近私に起きた事例をあげ、こんな説明をした。
新型コロナの影響で、3月の末から、突然、講座を開いていた会場か借りられなくなり、4月の1ヶ月の売上が8万円まで落ち込んだ。
(この額は、私が住んでいるマンションの家賃にも満たない額)。
ところが5月になると、半月間だけで売上が60万円を超えた。
こういう話をすると、売上が落ち込んだ時に、何か有効な対策を講じたから、売上がV字回復したように思われるかもしれないけど、私は実際、売上を下げようとも、上げようともしておらず、ひとりで売上が上下していたこと。
そして、売上が下がる現実も、売上が上がる現実もパーフェクトな現実の流れあり、その流れと一致していると、どちらの状況であっても等しくリバレーション(解放感)を経験できることを話した。
普通に考えると、売上が下がり、預金通帳の金額がゼロに近づいたり、借金生活に陥ったりすると、お金を返済し終わるまで、心が落ち着かなくなり、精神的な重圧を感じながら、借金返済のための労働に勤しむことになる。
その重荷から解放されるのは、借金を返し終え、金銭的余裕ができる日まで持ち越されることになる。
でも、これは、二元性のマインドがつくり出したストーリーに過ぎない。
マインドは、借金を返し終え、問題が消えた時に解放感を感じられるものだと信じているけれど、本当の自由(リバレーション)は、借金の最中にも感じられるものであり、この自由を経験していると、どんな出来事も大事(おおごと)ではなくなり、お金に増減に縛られることなく、ライフの変化をあるがままに楽しめるようになることを伝えた。
お知らせ
今月30日(土)開催の「お金を求めて働き続ける欠乏サイクルからの解放」は、オンライン開催となりました。