人は老いを嫌い、若さを望む。
人は出金を嫌い、入金を望む。
人は失敗を嫌い、成功を望む。
人はネガティブを嫌い、ポジティブを望む。
それゆえ、人は日々、イラダチながら、一生を過ごすことになる。
なぜ、こうなるかを2500年前に見抜いたのは、仏陀だ。
片側を嫌い、その反対の片側を望むから、人は苦しむ。
なぜなら、私たちが経験する現実の流れは、すべてつながっているため、片側だけを引き出すことができないからだ。
「健康」と「病気」の境目はなく、つながっている。
健康は病気を導き、病気は健康を導く。
病気を知らなければ、健康を自覚できないし、健康を知らなければ、病気も自覚できない。
だから、あなたが「健康」を強く望んでいるなら、あなたは、健康から導かれる病気も同時に欲していることになる。
あなたが「成功」を強く望むなら、あなたは同時に「失敗」も望んでいることになる。
あなたが「ハイな気分」を望み、ドラックに溺れているなら、あなたは同時に、嫌っているはずの「落ち込み」も引き出すことになる。
意図的に片側を引き出としたなら、必ず、それにつながるもう片側(反対側)も引き出すことになる。
でも、人は片側だけを手に入れられると思い込み、それを試みようとする。
それはけっしてうまくいくはずのない試みなので、人はフラストレーションを感じ続けることになる。
片側だけを取り出すことは、不可能。
この現実に気づいた時、愚かな試みは自然に停止しはじめ、現実がはっきりと見えだす。
片側と、その反対のもう片側がある。
この二元的な認識もマインドがつくり出したまやかしであり、実際は、片側ともう片側の分け目などない。
だから、どちらかを好むこともできない。
そして、選べる片側がないことに気がつくと、余計な試み(抵抗)は消え、フラストレーションもなくなる。
健康も自然な流れの一部なら、病気も自然な流れの一部。
そして、治療もまた自然な流れの一部。
あるのは、この自然な流れ(ナチュラルフロー)だけ。
そして、このナチュラルさほど、気持ちいいものはない。
これがNirvana(涅槃)。
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