片側だけを引き出そうとする愚かさ | 非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

より多くのお金を求めて働く貨幣経済の中で、自分らしく輝きながら、他者と共に幸福に生きる「技と知」を、ライフコーチの矢沢大輔が提案。

人は病気を嫌い、健康を望む。
人は老いを嫌い、若さを望む。
人は出金を嫌い、入金を望む。
人は失敗を嫌い、成功を望む。
人はネガティブを嫌い、ポジティブを望む。

それゆえ、人は日々、イラダチながら、一生を過ごすことになる。

なぜ、こうなるかを2500年前に見抜いたのは、仏陀だ。

片側を嫌い、その反対の片側を望むから、人は苦しむ。

なぜなら、私たちが経験する現実の流れは、すべてつながっているため、片側だけを引き出すことができないからだ。

「健康」と「病気」の境目はなく、つながっている。

健康は病気を導き、病気は健康を導く。

病気を知らなければ、健康を自覚できないし、健康を知らなければ、病気も自覚できない。

だから、あなたが「健康」を強く望んでいるなら、あなたは、健康から導かれる病気も同時に欲していることになる。

あなたが「成功」を強く望むなら、あなたは同時に「失敗」も望んでいることになる。

あなたが「ハイな気分」を望み、ドラックに溺れているなら、あなたは同時に、嫌っているはずの「落ち込み」も引き出すことになる。

意図的に片側を引き出としたなら、必ず、それにつながるもう片側(反対側)も引き出すことになる。

でも、人は片側だけを手に入れられると思い込み、それを試みようとする。

それはけっしてうまくいくはずのない試みなので、人はフラストレーションを感じ続けることになる。

片側だけを取り出すことは、不可能。
この現実に気づいた時、愚かな試みは自然に停止しはじめ、現実がはっきりと見えだす。

片側と、その反対のもう片側がある。

この二元的な認識もマインドがつくり出したまやかしであり、実際は、片側ともう片側の分け目などない。

だから、どちらかを好むこともできない。

そして、選べる片側がないことに気がつくと、余計な試み(抵抗)は消え、フラストレーションもなくなる。

健康も自然な流れの一部なら、病気も自然な流れの一部。
そして、治療もまた自然な流れの一部。

あるのは、この自然な流れ(ナチュラルフロー)だけ。

そして、このナチュラルさほど、気持ちいいものはない。
これがNirvana(涅槃)。

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