土曜日の非二元入門では、ブルース・リーが燃えよドラゴンの中で語った「Don’t think,feel」に続く禅語を紹介しながら、人が語っている言葉を鵜呑みにすると、意識が催眠状態に陥り、言語がつくりだした「仮想現実」の世界を「現実そのもの」と勘違いしだすこと。
そうなると、今ここにある現実(非二元)の栄光、豊かさが見失われ、まるで夢遊病者のように栄光、豊かさを求めてあちこちをさまようようになる奇妙さについて語った。
また、近年の認知科学(コグニティブ・サイエンス)の世界でも、「現実についての言語的解釈」と「現実そのもの」との区別がつかなくなるこの混乱状態のことを「認知的フュージョン」と呼んでいて、どうすれば脱フュージョンを起こせるかが議論されてきたこと。
その有効な手段として、アメリカの大学では、セラピストを志す学生たちに、どう誘導すれば、二元性の領域で立ち往生しているクライアントの意識を非二元の領域にスムーズにシフトさせられるかが教えられていることを伝えた。
そして、日曜日の渋谷禅では、特に人間関係のトラブルにテーマを絞ってしゃべった。
認知的フュージョンに加えて、認知のバイアスがどのように作動して、目の前の相手を「あの人は〇〇な人」とラベリングし、固定化させてしまっているか(例:あの人は加害者/あの人は障害者/あの人は自分勝手など)
また、同じく自分のことを「私は〇〇な人」と固定化させ、人生を窮屈でみじめなものにしているか(例:私は被害者/私は貧乏/私は癌患者など)を伝えた。
そして、「肉体の中に意識がある」という催眠にかかっている限り、「自分」は他の人や物と切り離され、単独で生きているという真っ赤な嘘(幻想)を信じていることになるので、常に自分に足りないものを追い求めて生き続けることになること。
そして、足りないものを追い求めれば追い求めるほど、分離の催眠がますます強化され、分離感を深めてしまうこと。
この催眠から目覚めるには、「肉体の中に意識がある」のではなく、「意識の中に肉体が現れている現実」を、クライアント自身が自ら確認する必要があること。
自分は、肉体ではなく、意識であること。
そして、ありとあらゆるものが、意識によってできていること。
意識以外には何も存在していないこと。
これに気づくのに、時間は必要ないこと。
こんなことを伝えながら、私が言っていることを鵜呑みにすることなく(催眠にかかることなく)、それが事実かどうかを、既に目覚めている自らの気づき(enlightenment )で確かめてもらい、楽しい2日間を終えた。
お知らせ
3月から、認定ファシリテーターへのセッションのお申し込みも、ナチュラルフローのサイトからアクセスできるよう、現在準備を進めている最中です。
今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。