毎晩、寝ていると、隣の部屋から父のイビキの音が聞こえてくる。
「隣の部屋から音が聞こえてくる」という表現は、二元性の思考がつくり出した概念であって、実際は隣の部屋(あちら)から私が寝ている部屋(こちら)に向かって音が飛んできているわけではない。
「イビキの音を発している父と、イビキの音を聞いている私が、それぞれ別々に存在している」という認識もまた、考えがつくり出した概念であり、リアルなのは、ゴーゴーとこだまする音だけだ。
「イビキがうるさくて眠れない」と騒ぎだす想い(おそらくイビキの音より騒々しい考え)も、イビキの音に反応してひとりでに現れ、その考えもしばらくするとおさまり、リアルなイビキの音だけになる。
すると、この音を出しているのは「父」ではなく、生命(ライフ)であることがはっきりわかるようになる。
一つの生命(ライフ)が、この瞬間、イビキの音になって現れている。
イビキの音を出している父も、イビキの音を聞いている私も、もうここにはおらず、非二元になる。
するとまもなく、イビキの爆音もひとりでにおさまりだし、「静寂」だけが消えずに残るようになる。
この静けさ、穏やかさを実感しながら、毎晩、深い眠りに落ちていく心地よさも、生命(ライフ)そのものの心地よさであり、この心地よさはどんな音にも邪魔されることはない。
お知らせ
10月22日から11月4日の間は、大阪に滞在していますので、非二元の対面セッションは梅田で行います。
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