明日の「非二元ファシリテーター養成コース 実習編」では、精神的な苦しみの中にいるクライアントに対して、何を試すように促すと、その場で意識のシフトが起こってラクになり、苦しでいた理由を自ら認識できるようになるのか、その導き方(ダイレクト・エクスペリエンスの方法)を練習してもらう。
精神的な苦しみを感じている時、マインドは苦しみから逃れようと、活発に動き続けている。
場合によっては、「思考を止めたい」という不可能な考えに取り憑かれ、ますます思考が止まらなくなる循環に陥っている可能性さえある。
しかし、非二元(ノンデュアリティ )の気づきの存在に気がつくと、思考の回転は自然にゆるみ出す。
誰に試してもらっても、必ず思考はゆるみ出し、それまで閉じ込められていた分離の視点から抜け出て、非二元のプレゼンスから、自分が囚われていた思い込み(苦しみの原因)を見れるようになる。
比喩的な表現になってしまうが、非二元の入口には金庫のようなダイヤル付きの扉があり、ダイヤルがきちっと合えば、非二元に通じる扉はすんなり開く。
そんなイメージで捉えてもらうと、わかりやすいかもしれない。
そのダイヤルの合わせ方をクライアントに教えてあげれば、ファシリテーターの仕事は、ほぼ完了する。
ただし、ダイヤルを合わせるのは、ファシリテーターではなく、クライアント自身なので、クライアントが感じている感覚を訊ねながら、何度かダイヤルを回し直してもらう必要もある。
どう導けば、クライアントがすんなりダイヤルを合わせられるようになるか。
ここがファシリテーターの腕の見せ所となるので、明日は、この導き方をじっくり練習してもらおうと思っている。
お知らせ
10月20日、京都で初開催の「非二元入門」、1席キャンセルが出ましたので、受付を再開しました。
また、10月21日(月)〜11月4日(月)の間は大阪に滞在していますので、梅田のカフェで対面セッションを行います。
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