メンタルを強化しても動揺はなくならない | 非二元|目覚めを生きる

非二元|目覚めを生きる

宇宙的自己に目覚める記事を配信。
「迷悟」「苦楽」「生死」の相対を超えた「身体・宇宙」一如の絶対的あり様とは?
迷い、悩み、苦しみのない、日々、生き活きとした生活の実践。

昨日は東京在住の男性とカフェで非二元(ノンデュアリティ)のセッションをやった。

 
彼は学生の頃から、あまり社会に馴染めず、うつ病になったこともあり、気分のアップダウンをなんとか抑えられるようになりたいと願っていた。
そして、そのために、メンタル面だけでなく、フィジカル面でも強くなれるよう、これまでにいろんな試みをしてきていた。
 
そこで、セッションでは、「気分のアップダウンを抑えたい」というその思いこそが、苦しみを和らげるどころか、逆に苦しみをいつまでも引き延ばす原因となっていることがわかるよう、話を進めていった。
 
また、メンタルやフィジカルの両面を強化すれば解決に至るという考えは、あくまでマインドによる考えであり、たとえ、それによって一時的に気分のアップダウンを抑えることに成功したとしても、再び気分のアップダウンを経験すると、「自分のどこかがおかしいに違いない」と思い始め、また落ち込むことになり、悪循環からいつまでも抜け出せなくなることを指摘した。
 
そして、彼が求めていた心の平安が、メンタルを鍛えた後(未来)にもたらされるのではなく、今、ここにあることを体験してもらった。
そして、何をすれば、ここにある平安が崩れ、再び平和を求める活動が起こり、落ち着けなくなるのか?仏陀が発見した人間の苦しみのメカニズムを説明した。
 
そして、多くの人が「苦しみの原因は欲望を持つからだ」と仏陀が語ったかのように誤解しているけれど、欲望にも大きく分けて「エゴ的な欲望」と「健全な欲望」の2種類があること。
人間関係のトラブルを生むのは前者であり、社会でパワハラ問題が後を絶たないのは、多くの人がこの2つの欲望の違いを理解していないからであることを伝え、その違いを詳しく説明してセッションを終えた。
 
お知らせ
人間の悩みは、人によりそれぞれ違っているので、非二元のプライベートセッションでは具体的に悩んでいる内容、困っている内容を伺いながら、解放に導くお手伝いをしています。
仏陀がこの時代に生きていたら、おそらくこんな風にセッションを進め、解放に導いていたのではないか、そんな思いを持って、毎日セッションをやっています。
生きづらさを感じていたり、頭で考えてもなかなか突破口が開けず、行き詰まりを感じている方は、一度、プライベートセッションを受けてみてください。