私たち日本人は、知らず知らずのうちに、「この世」と「あの世」の二つがある、という二元性の宗教観を信じています。
二元性の宗教を信じている人に、
「安らげるのは、いつか?」
と問うたなら、その人たちは、二元性を信じているわけだから、必然的に「あの世」「天国にいってから」と考えるようになります。
「仏や神は、どこに存在しているか?」
と問うたなら、天空(近くではなく遠方)を指差すようになります。
これが「二元性の信仰(宗教)」です。
知らず知らずのうちに、二元性信仰にハマっている日本人は、二元性のフィルターを通して世界を見ていることに、なかなか気づけません。
しかし、インドには、二元性がないこと(非二元)を見抜けるように記された経典があったため、インドには古くから多くの覚者が存在していました。
そして、経典の内容や覚者が語った内容は、英語でも読めるように翻訳され、いまや多くの欧米人も、存在の非二元性に気づけるようになりました。
経典の内容を知ると、視点のシフトが起こり、こちらとあちらを隔てていた境界線が消えてなくなります。
境界線が消えると、美が現れ、探していた楽園が「ここ」にあったことに気づけるようになります。
お知らせ
ノンデュアリティのプライベート・セッションでは、非二元に関する経典や本ををまったく読んだことのない人でも、非二元性を直接実感できるよう、矢沢大輔がわかりやすくガイドしています。
関連記事:インドの経典に記された錬金術