「悟れるのは未来」という夢物語からの覚醒 | 非二元|目覚めを生きる

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今日は、京都の女性と電話でノンデュアリティ(非二元)のセッションをやった。

 
彼女は最近、どこかで開催されたリトリートに参加し、ダグラス・ハーディングの実験をやっても「自分が悟れない」ことに落胆していた。
 
そこでまず、「悟りを求めいる自分が、これから何かを行うことで、未来のどこかで悟れるようになる」と思い込んでいるなら、それこそ思考がつくりだした夢物語であり、「気づき」はその夢物語の中に迷い込むことなく、今も完全に目覚めていることを本人が確認できるよう、セッションを進めていった。
 
悟りとは、修行の後に訪れる特別な境地ではなく、「悟れない私が、未来のどこかで悟れるようになる」という思い込みが、イリュージョン(幻想)であることに、気づくこと。
そして、それに気づけるのは、今しかないこと。
さらに、どんなイリュージョンも、気づきの光(エンライトメント)によって照らされたなら、たちまち力を失い、消え失せてしまうことを確認できたところで、セッションを終えた。
 
追伸
2人が向かい合い、筒の中を覗き合うダグラス・ハーディングの実験を行うと、「こちら(スペース」と「あちら(色の世界)」の違いを認識できるようにはなりますが、「こちらとあちらが離れて存在している」という二元性(分離)の思い込みを逆に強めてしまうので、今日セッションをやった彼女と同じような混乱が生じてしまいます。
そこで、対話を通して非二元(ノンデュアリティ)へのシフトを起こせるファシリテーターを養成する講座を7月末から始めようと、今、準備を進めています。
ファシリテーターとして、非二元のセッションをやってみたい方は、養成講座開始前までに、ウェイクフルネスを受講し終えておいてください。

 

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