不思議の国のアリス症候群 | 非二元|目覚めを生きる

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昨日、50年ぶりに「不思議の国のアリス」を観た。

 
保育園児の頃、私はこの映画を観て(映画館で観たのか、テレビで観たのかは覚えていない)、とてもおびえた記憶がある。
 
不思議の国から家に戻ろうとするアリスが、トランプの兵隊に追いかけられるシーンを観て、まるで私自身がアリスになり(自己同一化が起こり)、リアルにトランプの兵隊に追いかけられているような感覚に陥ったからだ。
 
トランプの兵隊に追いかけられたアリスは、最終的に元の場所に戻れるドアを発見するのだが、鍵がかかっていてドアが開かない。
 
鍵穴を覗くと、ドアの向こう側で、自分がすやすやと居眠りをしている姿が見え、アリスはやっとドアの内側が夢の世界であることに気づく。
 
この話を観ていると、私自身、アリスと同じように、時計を持った白ウサギを追いかけ、うさぎの穴(概念のトラップ)に陥ったことで、体が小さくなったり、大きくなったりする相対性(二元性)の世界の中に入り込み、元いた安全な場所(非二元性)に戻ろうとしても、なかなか元の世界に戻れない窮地に追い込まれる夢を40年以上に渡って見続けていた滑稽さを思い出すことができた。
 
「不思議の国のアリス」では、夢の中のアリスが、現実の自分が眠っていることに気がつく。
 
でも、実際には、そんなことは起きえない。
 
夢の中のキャラクターが、本当の自分を目撃することなど、実際には起こりえないからだ。
 
夢の中のキャラクターが夢の創造物であることを見抜けるのは、本当の自分だけだ。
 
夢物語を目撃している自分は、けっして夢の中のキャラクターになったりはしない。
 
しかし、白ウサギ(概念)を追いかけ、夢物語の中に入り込んでしまえば、あっという間に自己同一化が起こり、人は夢物語の中をさまよい続けるようになる。
 
それが夢だと気づけるようになるまで、人は分離(二元性)の夢物語を現実だと思い込み、夢の中でもがき続ける。
 
夢物語(悪夢)からの出口は、どこにあるのか?
 
それは夢物語への入口に気づけば、もうそこは夢の外、つまり現実だ。
 
だから、夢物語からの脱出など試みてはいけない。
それを試みている私こそ、夢の中の私なのだから。
 
追伸
不思議の国のアリスに出てきたうさぎのように、あなたが絶えず時間に追われて走り回っていたり、トランプの兵隊(数字)に追いつめられているように感じているなら、あなたは夢物語の中にはまり込んでいます。
この悪夢から目覚めたい方は、一度、非二元のセッションを受けてみてください。
まあ、先日もお知らせしましたが、非二元のセッションを行えるファシリテーター養成コースを、7月末から開催できるよう、今、準備を進めています。
会場の確保ができ次第、詳しい日程をお知らせします。
参加してみたい方は、7月末までに、ウェイクフルネスの受講を終えておいてください。