仏教の空と西洋哲学 | 非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

より多くのお金を求めて働く貨幣経済の中で、自分らしく輝きながら、他者と共に幸福に生きる「技と知」を、ライフコーチの矢沢大輔が提案。


昨日、マルクス・ガブリエル教授の講演「現代のカテゴリー問題とヘーゲル」を聞くために明治大学に行ってきた。
ガブリエル人気はすごくて、定員300名の会場は、あっと言う間に満席となった。

質問タイムに「ガブリエル先生はフッサールをどう評価しているか?」という質問が出たのだが、「Amazonの星の数で評価すると、ヘーゲルとシェリングが4.5。フッサールは2.5。ハイデガーは0」と答え、「フッサールが2.5の理由は、彼は生きるために思いつくまま書き続けていただけなので、生きているように見えて死んでいた」とくくった。
Amazonのレビュー評価にたとえるあたりが、ガブリエル教授の面白さで、会場は爆笑とともに大いに盛り上がった。

また、「仏教で言われている空は、ヘーゲルが言っているSein(純粋存在)と同じか?」という質問も出た。
これについて教授は「私はヘーゲルには詳しいけど、ブッディズムについてはヘーゲルほど詳しくない」と誠実に答えながら、「シェリングが語っている事の方が空に近い」と述べた。

世の中には、座禅というものを一度も経験したことがないにも関わらず、「禅」や「悟り」「空」について語りたがる人がいつの時代にも現れる。
でも、ガブリエル教授は、知らないものは知らないという「無知の知」をちゃんと貫いていて、まるで古代ギリシャのアテナイでソクラテスの話を聞いているような気分にさせてくれた。

お知らせ
仏教の「空即是色」とは何なのかを概念的に理解するのではなく、体験的に理解したい方は、非二元のプライベートセッションをお受けください。