昨日、高校を卒業した次男が「今日、一緒に夕食に行きたい」と電話してきたので、新宿で待ち合わせて、焼鳥屋に行った。
次男は、将来の進路について迷っているようで、「将来、こんな仕事をしてみたいんだけど、どう思う?」といったので、その仕事はAIの進化によって現時点で既に大学生が請け負う仕事になりつつあることを伝えた。
これまで人間が仕事としてやってきたことが、AIの進化によって、AIやロボットがその仕事を担うようになる。
この急激な時代の変化の中で、「自分の将来の仕事を考えろ」と社会的に問われているわけだから、「いったい何を基準に決めればいいのか、よくわからない」という状況に息子は陥っているようだった。
いつの時代も、「この先、どんな仕事につくのが確実で有利なのか?」という金銭的な基準で職業を考える人は多いけれど、実はそのような考えで仕事を選んでも、あまりうまくいかないことを、まずは息子に伝えた。
そして、自分が得たいと思っているお金とは何なのかがわかっていれば、お金に惑わされることなく、お金を適切に使えるようになり、資金がまったくない状態からでも着実に資産をつくれるようになることを、おじいちゃん(私の父)の例をあげて説明した。
「お金とは何か」がわかりだすと、次男は、おじいちゃんのやっていることが魚を釣る喜びを人と分かち合っていることに気がつき、仕事とは何であるかを納得しはじめた。
そして最後にこう伝えた。
「お金とは何かがわかっていれば、これから社会の中で、駿(次男の名前)はお金を適切に使って、価値ある資産を増やせるようになる。
そうやって価値ある資産が増えるほど、人は喜んで駿に対してお金を支払ってくれるようになる。この焼鳥屋さんだって、1ヶ月先まで予約が取れないほど満席なのは、人は何に価値を感じてお金を支払いたくなるかをここの店主がよくわかっているからだよ。だから、どうやってお金を得るかかを考えるんじゃなくて、駿はどんな喜びを人と分かち合いたいのか、それだけわかっていれば十分だよ。そんなに難しく考える必要はないんだよ」
その後、私たちは、息子がまだ見たことがなかったゴールデン街の路地を散歩しながら、戦後の赤線の話を聞かせ、花園神社にお詣りしてから、二軒目に向かった。
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