探究を長引かせるマインドの思い込み | 非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

より多くのお金を求めて働く貨幣経済の中で、自分らしく輝きながら、他者と共に幸福に生きる「技と知」を、ライフコーチの矢沢大輔が提案。

昔の私は、とても恥ずかしがり屋でした。
でも、今はそれを克服して、人前で堂々としゃべれる私になれました。

これがマインドが思い描いている「理想のストーリー」。
「成長のストーリー」。

「青虫だった私が、今や蝶になり、私は自由に羽ばたいている」
マインドは、そう思い込んでいる。
(実際、青虫は、努力したから蝶になったわけではないのに。それは生の神秘そのものなのに)

そして、マインドはこう叫ぶ。

「見て見て、みんな私を見て」
「私が経験した特別な経験を聞いて」

「こうして私は、自分を変えることができた。
あなたも、私と同じように考え方を変えれば、行動を変えれば、私のように羽ばたけるようになる!」

「私は特別な存在になれたけど、あなたはまだ不完全。
私こそ、あなたを助けられる特別な存在」

このようにしてマインドは、「私」と「あなた」を別々のものに切り離し、自分を特別なものにしたがっている。

マインドは、「私はいない」という非二元(ノンデュアリティ)のメッセージを聞いたなら、それを最新のマントラのように唱え、私がいない新しい自分をつくりだそうとする。

私がいなくなれば、今度こそ、完全な自分、特別な自分、周りから注目される自分になれると思い込んで。

こうして、不完全な自分を、完全な自分、特別な自分にしようとするマインドのストーリーは、どこまでも延長されていく。

しかし、非二元(ノンデュアリティ)とは、不完全な自分を完全な自分に変える試みではない。

それは、限られた誰かに起こる特別なことではなく、ありふれた日常の中にいつもあるものだ。

でも、特別な自分になろうと、常に何かを追い求めているマインドには、日常の中に現れているフレッシュさが見えない。

特別なものを探し求めている間は、ここにある楽園の光景が見えない。

自由とは、覚醒を追い求めていた不完全な自分に、ある日、特別なことが起こって、完全な自分になることではなく、マインドが思い描いていたその覚醒のストーリーが崩壊し、私がいなくなること。

そして、変わらなくてはいけない私がいる、というストーリーが崩壊しても、生は変わり続ける。

青虫がひとりでに蝶に変化するように。

生きているのは、私ではなく、生そのものだから。

お知らせ
年内最後のノンデュアリティ・エクスペリエンスは、今月17日(日)開催です。
また、年末年始は、大阪の梅田で非二元セッションを行います。
徐々に予約が詰まってきているので、関西方面の方でセッションを受けたい方は、お早めにご予約ください。