彼は、自己啓発にのめりこんでいた時期があり、目新しいメソッドや考えを知ると、次々に飛びついていたそうなのだが、これを続けていてもキリがないように思え、今日、非二元のセッションを受けてくれた。
そこで、私は最初に「それをやっていたのは、モンキー・マインドだ」という話をした。
思い返すと、「モンキー・マインド」という言葉を使ったのは久々なので、今日はそれについて書いておこうと思う。
モンキー・マインドとは、その名の通り、猿のように、せわしなく答えを求めて動き続けるマインドのことだ。
モンキー・マインドは、私という個人が存在していて、自分の考えや行動によって、自分の未来が決まると思い込んでいるので、何かをやっている最中にも結果ばかりが気になり、「いい結果を出そう」とするその思いから余計なリキみや心配が生み出され、結果的にパフォーマンスを低下させてしまうものだ。
しかし、「私がいない」という認識が深まるにつれ、モンキー・マインドの動きは自然に弱まり、結果を気にすることがなくなり、その時になされる必要のある行動が自然に表現されるようになる。
ワーキング・マインドが(機能するマインド)が、モンキー・マインドの働きに邪魔されることなく、ダイレクトに発揮されるようになる。
「私がいない」という目覚めが起きたなら、モンキー・マインドの働きは自然に停止し、未来を心配する私も、過去を後悔する私もいなくなり、人生がシンプルになる。
その時々において、なすべき必要のある行為が、 自然に表現されるようになる。
行為は起こっても、行為者としての私はいない。
誰もそれをやっていない。
目覚めが起きたなら、これがはっきりする。
目覚める必要のある私がいなかったことも、はっきりする。
追伸
目覚めが起きて、私がいなくなったら、何も行動が起きなくなり、日常生活が困難になる。
これこそが、モンキー・マインドがつくり出した未来のイメージで、このイメージによって私たちはモンキー・マインドに縛られ続けます。。
でも実際には、私がいなくなっても、ワーキング・マインドの働きによって行動は起き続けます。
結果を気にすることなく、やるべき仕事に取り組めるようになり、気苦労もなくなります。
人生がシンプルになります。
興味のある方は、非二元のプライベートセッションをお受けください。