彼女たちは、一曲の振り付けを、2〜3時間くらいで覚えてしまうらしいのだが、一日で一気に覚えようとする「集中学習」ではなく、睡眠をはさんで記憶を強化していく「分散学習」を採用していることがわかった。
あ〜ちゃん(真ん中の子)曰く。
夜、2時間くらい踊ってから、踊れているかどうかに関わらず、一旦その日は寝る。
そして、次の日にやったら、ちゃんと踊れるようになる。
最初に踊った時は、何がわからないのかがよくわからない。
でも、翌日に踊ってみると何がわかってなくて踊れないかが明確になり、頭に入りやすくなる。
ということらしい。
実は、この睡眠をはさんで記憶を定着させる分散学習法は、英単語を記憶する時にも有効なので、私の著書「稼げる記憶術」でもその実践法を紹介し、「学習ストラテジー講座」で、より具体的な実践法をお教えしている。
ダンスは体で覚えるものなので、実際に体を動かしながら覚えないと身につかない。
そして、英単語もまた、実際に口を動かし発音しながら覚えないと、身につくものではない。
運動の記憶を司っているのは、大脳ではなく、小脳で、体で覚える必要のある記憶を効果的に定着させるには、睡眠をはさんだ分散学習が有効であることは、科学的にも実証されている。
でも、この分散学習を、意図的に活用している人はまだまだ少なく、昨夜のあ〜ちゃんの発言をきっかけに、睡眠をはさんでの反復学習の有効性に気づく人が、これから増えだすのではないかと期待が膨らんだ。
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