他人を嫌ったり、他人を愛そうとしたり。
はたまた、
他人から愛される自分になろうとしたり、他人から嫌われてもいいと思える自分になろうとしたり。
二元性でしか物事をとらえられない思考は、いつもせわしなく、愛を求めて動きまわっている。
私には私の意志があり、他人には他人の意志があって、それぞれ自分の意志によって動いている。
この思い込みから、人は分離感や孤独を感じ、この先、どんな自分になれば、再び「一つ」になれるかと、夢見ている。
しかし、愛、幸福を探し求めている個人の私など、二元性の思考が創りあげた偽の自分に過ぎない。
愛、幸福を探し求めて、ああでもない、こうでもないと、何十年も悩み続け、改良を試みてきた自分が架空の存在だったと気づいたとき、人はどうしようもなく笑い転げる。
そのバカバカしさに、脱力が起こり、笑いが止まらなくなる。
でも、笑っているのは、見かけ上は人に見えても、そこにはもう、自分と他人が別々に存在していると思い込んでいた「私」はいない。
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