エゴの消滅や浄化を試みる探求の茶番劇 | 非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

より多くのお金を求めて働く貨幣経済の中で、自分らしく輝きながら、他者と共に幸福に生きる「技と知」を、ライフコーチの矢沢大輔が提案。

悟りやスピリチャルを探求しだすと、ほぼ例外なく、宗教的に語り継がれてきた迷信のトラップにひっかかり、苦しみの悪循環にハマる。

 

例えば、私の場合、エックハルト・トールやウエイン・ダイアーの本を読みはじめた頃から「エゴ」こそ、撲滅すべき敵だと思い込み、エゴとの格闘を終えられなくなっていった。

 

この格闘は2年くらい続いただろうか。

 

しかし、その後、海外のノンデュアリスト(非二元のティーチャー)から「そもそも消そうとしているそのエゴが本当に存在しているかどうか、確かめてみればいいよ」と指摘してもらえたことで目が覚め、探求の衝動が止まった。

 

なぜ、止まったのかというと、私にエゴがないことを教えてくれたそのノンデュアリストもまた、かつてエゴと格闘し続け、精神的にも肉体的にも病むほど探求のトラップにハマっていたことを知ったからだ。

 

そのノンデュアリストもまた、ノンデュアリティのメッセージに触れてから、エゴがないこと、浄化すべきことなど何もないことに目覚め、それから、ラクに自由に生きられるようになったことを明かしていた。

 

そして、なんとも皮肉なことだが、エックハルト・トールは、エゴとの終わらぬ闘いに疲れ果てたのか、幻覚剤を試みていることを自認している。

 

ドラッグに頼らないと幸せでいられない点では、ラム・ダスが「ビー・ヒア・ナウ(今ここ)」を唱えていたヒッピーの時代から、ほとんど変わってない。

 

そして、エゴの消滅や浄化を試みるこのアプローチは、必ず行き詰まる。

 

「エゴ」と「ソウル(魂)」はコインの裏表。

その片方だけを消すことはできない。

そして、このコインの存在そのものが幻想のストーリー。

どちらも存在していない。

 


お知らせ

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