サラリーマンを辞めて独立した頃、私はお金の心配ばかりしていた。
住宅ローンの残額もまだまだ残っているし、これから子供たちの教育費もかかるし、家族を路頭に迷うわせることなく、ちゃんとこれまでのように収入を得られるだろうかとお金の心配ばかりしていた。
そして、収入が思うほど得られない月が来ると、落ち着きがなくなり、バタバタと焦った行動ばかりとって、家族にもそのイライラ感は伝わっていった。
これはなにも私だけの話ではなくて、非二元の個人セッションをやっていると、かつての私と同じように焦りを感じ、日々、お金の心配ばかりしていて、いつになったらこの状況から抜け出せるのかと苦しんでいる人に、私はたくさん出会ってきた。
重圧に押しつぶされそうになったとき、人は出来事の受け止め方を変えようとする。
私も成功哲学や自己啓発にハマっていた頃は、それができると思い込んでいた。
ポジティブ思考とか、バランス思考とか、思考を変えれば、気分が少しはラクになって、前向きに生きられるようになるんじゃないかと信じて、思考いじりにエネルギーを投じ続けた。
でも、それをやればやるほど、息苦しさは増していった。
そして、とうとう行き詰った。
私が非二元のティーチャーの存在を知ったのは、ちょうどその頃だった。
非二元のメッセージを聞いて、自分のやろうとしてきたことが、まったく不可能なことで、役に立たない戦略であることを知り、私はやっと落ち着けるようになった。
そして、あると思い込んでいたあらゆる問題が、解決することなく、消滅した。
自分の経験から言えば、これまでも何度か伝えてきたことだけど「思考や感情をコントロールすれば、人生が変わる」という人物に出会ったら、財布を握りしめて一目散に逃げた方がいい。
その人が狙っているのは、あなたの財布の中身であって、あなたをラクにすることではないから。
実際、思考や感情をコントロールすることなんて不可能だし、それが可能だと思っている思考こそ幻想だから。
不可能なことをやろうとしたって、疲れ果てるだけ。
思考には力があるという古びた迷信を信じるのは、さっさとやめた方がいい。
思考にエネルギーを注ぐだけ、思考の渦の中に巻き込まれる時間を長引かせるだけだから。
お金についての問題であれ、健康についての問題であれ、問題と思われているものは何であれ、「思考」によるもの。
持ちこたえられるだろうかとリアルに感じているその深刻さは、自分がその問題を抱えていると思い込んでいる「思考上のフィクション」に過ぎない。
それは、実際には存在していないオバケのようなもの。
オバケの存在を信じていれば怖いものだが、それが実体のないものだとわかれば、たちまち恐怖は消える。
何に対して深刻さを感じていようが、それは思考によるもので、実体のないものだとわかった途端、それまで張り詰めていた緊張感、深刻さは煙のように消えてなくなる。
こうして、苦しんでいる「自分がいる」という幻想のストーリーが幕を閉じると、仕事もお金も自然に生じてくることが見え始める。
お知らせ
問題が存在していないことを知るには、実際に確かめてみるのが一番です。
長年の心配事から解放されて、自由の味を感じてみたい方は、非二元の個人セッションをお受けください。