花粉症で鼻が詰まって、毎日、息苦しい思いをしている。
花粉症というのは、アレルギー症状であり、そうなると個人の体質の問題だと思い込んでいたのだが、今日、テレビを見ていたら、実は私たち個人の体質の問題ではなく、1960年あたりから山の広葉樹を伐採して、杉を植林し続けた国策の問題であることを知って驚いた。
杉が成木になるまでには40年かかるらしいのだが、1960年あたりから植林されだした杉が2000年になっても伐採されることなくそのまま放置され、それが原因で、2000年頃から急激に花粉症に悩まされる人が増えはじめたとのこと。
そして、これからも杉は伐採されることなく、山の所有者には国から補助金まで出されているらしく、これからもますます花粉の量は増え続けるらしい。
病気の原因をこしらえておきながら、その問題を抜本的に解決しようともせず、花粉症患者を増やし続け、医療費を増大させて財政難に陥りっぱなしのこの国に、国民が暮らしやすい国をつくろうと考えている政治家が本当にどれだけいるのかと、確かめてみたくなった。
矢沢大輔
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