引き寄せの法則を超える本当の力学 | 非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

より多くのお金を求めて働く貨幣経済の中で、自分らしく輝きながら、他者と共に幸福に生きる「技と知」を、ライフコーチの矢沢大輔が提案。

「引き寄せの法則」を学んでも、願っていることが引き寄せられない。
「思考は現実化する」系の成功哲学本を何冊読んでも、自分の思いが現実化しない。


もし、あなたが、そう感じているなら、この先を読むと、「自分の願い」が叶わなかった謎が解けはじめるだろう。


まずは、目的地に向かっている人の話から。


あなたは今、クルマを運転していて、自分が行きたい目的地に向かっていると仮定してほしい。

目的地にたどりつくまでの間、あなたは、心のどこかで、きっとこう思っているはず。

「次の信号も、その次の信号も、そのまた次の信号も、青になれ」と…


そして、今、この瞬間、クルマを運転しているのは、あなただけではない。

あなた以外の人たちも、自分が行きたい目的地に向かって、クルマを走らせている。

「次の信号も、その次の信号も青になれ」と願いながら。


なぜ、誰もがそう願っているかというと、信号が青であり続けたら、アクセルをずっと踏めて、目的地に早くたどりつけるからだ。


でも、現実には、そうならない。


もし、そうなって、全ての人の願いが同時に叶ってしまったら、あちらこちらの交差点で、衝突事故が起きて、この現実世界が大混乱してしまうからだ。


では、ここから、目的地に向かって飛んでいる渡り鳥の話に移ろう。


渡り鳥の群れが、海を渡っていく姿を、あなたもテレビなどで見たことがあると思う。

渡り鳥の群れが進行方向を変える時、どのように向きを変えているかを、あなたは知っているだろうか?

何千羽もの渡り鳥たちが方向を変える時、前後、左右の鳥とぶつからないのはどうしてなのか、知っているだろうか?


私たち人間の思考を通して、それを考えると、たいていこんな答えになる。


一番先頭を飛んでいるリーダーがまず向きを変えて、そのすぐ後ろにいた鳥がそれを見て向きを変え、そのまた後ろの鳥がそれを見て向きを変え・・・
というように、前から後ろへとドミノ倒し式に、順々に鳥の向きが変わっていくのではないかと。


しかし、現実は、そうなっていない。


渡り鳥たちは、0コンマ数秒のズレもなく、一斉に方向を変えているからだ。


なぜ、そんなことができるのかというと、人間のように団体行動を訓練したからでも、テレパシーを使ってすべての鳥たちが交信しあっているからでもない。


渡り鳥たちが一斉に向きを変えられるのは、一羽一羽の意思によってではなく、一つの意識が、すべての鳥たちを動かしているからだ。

個々の意識ではなく、全体を見渡せるこの一つの意識があるから、渡り鳥たちはぶつかりあわずに、集団で海を渡れるのだ。


水族館で見たことがあるかもしれないが、イワシの大群がぶつかり合わずに泳いでいられるのも、この一つの意識が存在しているからだ。


ここまで全体を見渡せる統合性のある意識の存在について話してきたが、実はこの「意識」こそが、私たちの現実世界を創造しているものであることが、量子力学の実験で明らかにされている。


そして、この意識によって見渡されているもの、動かされているものは鳥や魚だけではない。

この宇宙全体が調和しながら動いているのも、この「意識」によるもの。


もし、あなたの願いがなかなか叶わないなら、あなたは、不思議の国のアリスのように思考のストーリーの世界に入りこんでしまっている。

しかし、あなたがこの意識の存在に気がつき、その思考の世界から目覚めたとき、あなたは「一つの意識」となり、あなたの思いはこの宇宙全体に後押しされて、現実化されていく。


矢沢大輔


追伸
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