内申点の低い息子が難関校に入れた理由 | 非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

非二元|自分を見失わず幸福に生きる「技と知」

より多くのお金を求めて働く貨幣経済の中で、自分らしく輝きながら、他者と共に幸福に生きる「技と知」を、ライフコーチの矢沢大輔が提案。


次男は、小学校の低学年の時から野球をはじめ、中学生になると、プロ野球選手になることを目指し、硬式野球のクラブチームに入った。


ところが、中二の時に肩を壊して、突然、野球ができなくなってしまった。

目標を失った息子は、しばらくの間、落ち込んでいた。


野球以外の事には興味が持てず、学校の成績も良くなかった息子が、どうしても行きたい高校があると言いだしたのは、中三の秋だった。


この高校なら、内申点が低くても、小論文や集団討論の採点比率が高いので、そこで点を稼げれば、逆転できる可能性があると・・・


しかし、競争率は4.4倍。


受験本番の日まで、友達からも、学校の先生からも、

「絶対に合格できるわけがない。無謀な受験だ」と言われ続け、本人もやっぱりムリかなと弱気になりかけていた。


ところが、本番の日を迎えてみると、小論文に出されたテーマは、なんと一週間前に書く練習をしたばかりのテーマがそのまま出たらしい。


また、集団討論の時には、「二酸化炭素排出による温暖化」について意見を述べ合うことになり、息子は真っ先に手を挙げて、小さい時から通っていたゴミ焼却場の温水プールの事例をあげて、その場をしきり、話をまとめていったらしい。


さらに面接で、「長所はなんですか?」と聞かれた時には、こう答えたらしい。


人を動かせること。


その言葉通り、息子は、受験当日、試験官の心を動かし、本当に合格してしまった。


今回の受験で、息子が合格できた理由は、野球をやっていたときに養われていた度胸とリーダーシップが、受験本番の日に発揮されたからだと私には思えた。


たとえ、思い通りの人生にならなくても、人生に無駄なことは何もない。


それを息子から教わった気がした。


そして、先週末、合格祝いの食事の席で、息子は私にこう言った。


日本人の合格枠は15名で、帰国子女の合格枠は5名だったのに、最終的な発表をみたら、日本人の合格者が16名に増えてて、帰国子女の合格者が4名になってたんだよ。

この1名って、絶対、俺だよね。


矢沢大輔


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