お金は、商品券に似ている。
でも、お金を貯める人はいるが、商品券を貯めて喜んでいる人はいない。
使われない商品券は、金券ショップに売られ、現金化される。
同じ紙でできた券でも、人は日本銀行券をより好む。
でも、お金だって使われないまま手元においていたのでは、それはただの紙切れに過ぎない。
使われないままの商品券となんら変わらない。
どんな物質でもそうだが、それは使われなければ活きない。
使われないトンカチは、ただのT字の棒だ。
飾られたままの高級車は、ただの鉄の塊だ。
使われないままのお金は、ただの数字。紙の束。
どれだけ、その物の機能がわかって、それを使いこなせるか?
うまく使えるようになるか?
問われているのはそこだ。
マスターするとはそういうことだ。
私たちの生活は、お金と密接に関わり合っている。
これからも当分、お金との縁は切れない。
ならば、お金の機能をよく知り、お金をうまく使いこなせるようにならなければ、人生は窮屈なものになる。
「物を大事にする」とは、使わずに綺麗に保管することではない。
その物の機能をよく知り、使い切ってやること。
そして物を大事にしてやればやるほど、物はよく働いてくれる。
お金も同じだ。
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