私たちは、夜、眠っている間に夢を観ます。
私たちは、自分が観ているものが夢だという自覚がないので、その夢に、時々うなされたりします。
それほど、夢とはリアルなものです。
でも、目が覚めると、その夢が消えて、「あー、今のは夢だったのか」と気づけます。
そして、目が覚めて戻ってきたこの場所こそ、リアルな世界。
ここにいる私こそ、本当の私だと思って、なんの疑いもなく、毎日を過ごしています。
もしもし、大丈夫ですか?
ここも夢の世界ですよ!
私がこんなことを言ったら、多くの人は、「あなたのほうこそ大丈夫ですか?」と返してきてくれます。
そこで、私はこんなことを言い始めます。
「夜、眠っている間に夢を観ている時、あなたはどこにいますか?」
ベッドの上にいますか?
それとも、夢の中に登場している自分を自分だと同一化してしまって夢の中にいますか?
どちらですか?
多くの人は「夢の中にいる」と答えてくれます。
「でも、本当の自分は、ベッドの上にいます」と付け加える人もいます。
しかし、それに気づけるのは、夢が消えた後の話ですよね。
と、私は答えます。
夜、眠っている間にリアルな夢を観て、そこから目が覚めたというこれまたリアルな夢を観て、また、夜になって夢を観て、朝になって目覚める夢を観て、その一連の夢の連続の中にあなたが居続けていたとしたら、本当のあなたは、いったいどこにいるのか、わかりますか?
本当のあなたは、この夢の外にいます。
夜、眠っている間に観る夢の世界の外に、現実世界のあなたがいるように、この現実だと思われているリアルな夢の世界の外に、本当のあなたはいます。
なになに、こんな話は信じられない?
では、今日はあなたに、一つの質問をして、この奇妙に思える話を終えたいと思います。
あなたは、現実だと思えるこの世界の中で生きてきて、これまでに、どう考えても、これは出来すぎた話だな。
偶然の一致にしては、できすぎているな。
まるで夢を観ているようだと感じたことはありませんか?
そして、この世界で起こるストーリーに巻き込まれ、あなたは、本気で時々、うなされていませんか?
もし、この現実と思えるリアルな夢から目を覚ましたくなったら、私に会いにきてください。
この夢の中で、私はあなたを待っています。
「もしもし・・・」と声をかけ、この夢の外へと誘うために。
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