(注)この記事を書いた頃は、ディマティーニ・メソッドにはまっていて、感情の動きにとらわれてばかりいました。
ネガティブな感情が内側にあるとそれを引き寄せてしまうからという理由で、その感情を打ち消し、「どんなことが起きてもそれは自分にとって意味のあること。必然の出来事。だから、このネガティブな気持ちを感謝に変えよう。愛に変えよう」と、しゃかりきにコントロールしようとしている人がいる。
ポジティブ思考もここまでくると、逆に滑稽さとともに息苦しさを感じてしまう。
特定の宗教は教義に取り入れられてしまった不自然さを感じてしまう。
そもそも感情そのものに、ポジティブも、ネガティブもない。
その瞬間、瞬間の感情の動きをありのままに受け止めてやれば、感情、エネルギーの動きは自然に放出され、穏やかになっていく。
自分が嫌って、感じたくない感情があるなら、その感情を抑圧、操作しようとすればするほど、その感情に押し返され、再三、その感情に向き合わされることになる。
ある心理学者が言うには、感情を表す言葉は英語で約4000種類もあるらしい。
その4000のバラエティ豊かな感情の動きを、ありのままに感じながら、私は生きていきたい。