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間が空きましたが、久しぶりにアメリカの学校シリーズ。
今回は教員免許を取るまでの過程について触れたいと思います。
教員免許は公立学校で教える時必要
日本では、公立で教えようが、私立で教えようが、教壇に立つには教員免許が必要です。でも、アメリカでは公立で教えない限り、教員免許が必ずしも必要ではありません。
免許は5年ごとに更新で、公立で教えていないと更新できないので、ほとんどの私立の先生は教員免許を持っていないのが現状です。
そもそも、大学の教育学部を卒業したということは教員免許を取得したということにはならないのです。
教育学部に入るには
以前ご紹介したブログでも触れましたが、大学の入学当初から教育学部に入ることはできません。
学部に正式に入るには、以下の条件をクリアしないといけません。
- 特定の単位をある成績以上で取る事
- 自分が教えたいと思っている年齢層のグループと40時間以上過ごした経験。(少人数との家庭教師、ベビーシッターの経験は不十分扱いになる)
- Praxis Core Academic Skill for Educators (Reading, Writing、Mathmatics)のテストに合格。
- 面接
学部に入ってから
全ての条件をクリアして、やっと州が認めた教員になるプログラムに入ることになります。
プログラムは教える年齢層等によって分けられています。
Early Childhood(0-8歳)
Elementary(年長ー小学6年)
Secondary(小学6年-12年生<高校3>)
Special Education(特別支援教育)
- 教育に関係する単位を取得
- 週2回のオブザベーション (実際に最低週2回約3か月公立学校へ行き、授業を観察)
- 週5回の教育実習(約3か月、実際に正規の先生の監督の下、決まったクラスを教える)
教育学部終了後
教育学部を終了し、学位を取得してからやっと教員免許の試験を受ける資格がもらえます。
以下のテストを受けます。
Praxis Principle of learning and Teaching for the recommended grade levels.
(シチュエーションが書かれてあり、どう対応するかといったことを聞かれるテストなどで、ほぼ長文で答えます。)
Praxis content test for the subject areas to be taught.
(自分の教える科目のテスト)
テスト合格後、州の教育機関と面接があり、免許取得となります。
子供の教育に関わる事なので、ちゃんとされている面はいいのですが、大変な割には給料も低いですし、なり手が減っていっている現状はどうにかならないのかなあと思ってしまいます。
注釈:州によって制度が変わるので、ここに書かれてあることと違う場合もあります。
See you soon