サッカー世界基準 速く、強く、 -5ページ目
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右?それとも左?

人間は必ずどちらかが得意で、どちらかが不得意である。

手に限らず、足、目、などなど。

今回は着地時の足に注目し、その影響でバランスを保つための手にも注目してみた。

1、 右足着地時

着く足1

2、 左足着地時

着く足2

※写真は右も左もまだまだKoordinationが完璧ではない状態。

左足着地時では、黄色で示したつま先が右に比べて内側になっています。

左足着地時は大きく内側へ入っている為、バランスを保つのに必要な右手が外へと広がり、左手は肘から親指にかけて内側へ入っています。

読んでいる方もやっていただくとわかると思いますが、右手を前に出して親指を内側へ入れてみてください。そうすると左肩がひらくと思います。

この開いた状態で「ポン」と押されればバランスを崩し、行きたい方向へのダッシュ時には上半身が置いていかれてしまいます。


なぜこの様な状態が起きるのか?

身体は右か左のどちらかが優位な運動性を持っているため(利き腕、利き足など)、

必ずどちらかに若干の歪みや自在性に欠ける部分を持っています。

このような動きを克服するポイントの一つが、足を例に出すと足の支持性の強化です。

支持力の劣る足の強化を図ることによって、左右どちらへも自在に動ける下半身が出来上がり、下半身のタメを作ることが上手くなりフォームが安定するのです。全身の筋肉や関節、手足を思いのままに協調させて動かしコントロールしていく時、この支持能力が劣っていると全ての動きのリズムが狂ってしまいます。

また、支持性の弱い部位をカバーするために他の筋肉や関節が本来の目的とは違った働きをするようになってしまいます。

そうなると、支持性がアンバランスのままのトレーニングになり、アンバランスな身体と動きを自分が気付かないまま作っていってしまいます。それが積み重なりすぎると、原因不明のスランプに陥ってしまったり、ケガの原因になってしまったりするのです。

逆に言えばこの支持性、つまり支持能力が高まってくれば、これまで余計な負担がかかっていた個所が本来の機能を取り戻し、仮にこれまでと同じトレーニングの内容でも、その効果の現れ方が良い方向へと変化し、今までは難しかった動きも出来るようになっていきます。

視界良好

Koordinationstrainingは一般的に以下の7つがあげられている。

定位能力変換能力、リズム能力反応能力バランス能力連結能力識別能力。

しかし、これはサッカーに限らず全てのスポーツに当てはまる事であり、

これをどの様にサッカーと言う競技へ活かすかは監督やトレーナー次第になると思う。

私のKoordinationstrainingとサッカーの練習では 、バランス感覚、動体視力(視野)、予測能力、体重移動、予備動作の除去、歩き方、走り方、体軸の意識、反射能力、連結能力、順応能力、柔軟性、運動記憶能力、運動イメージ、筋肉への意識、体の使い方、のように分類し選手に意識させている。


この中で、今回は動体視力(視野)を取り上げたい。

私にとっての動体視力は2つの意味がある。

「動いている物を見る」能力と「視野の広さ」の能力と思っている。

「動いている物を見る」能力は私が現役時代にはボールの縫い目がトラップする際、パスの瞬間、などにくっきりと見えた。

「視野の広さ」の能力は動いている最中に周りの人の動きが面白いように見える事と思っている。

動体視力は鍛えれば必ず向上すると思う。なぜなら、ボクシングチャンピオンは初めから敵のパンチが見えるわけではないからである。

練習に練習を重ねた結果見えるようになっているはずである。

動体視力がいい人は的確に状況を判断できる。なぜなら、的確に情報を目から脳へ送り込めるからである。

そうなると、自然にプレースにも余裕ができるのである。サッカーで必要な「首振り」はこの動体視力がなければ出来ない。

例えば、日本代表の中田は試合中にキョロキョロする回数が他の日本代表選手とは数が違う。そこから生まれるパスは他の日本代表選手が「パスが出てから」しか走れない事につながっていると思う。

つまり、中田が瞬時に判断している状況は、他の選手より広範囲になっている事につながる。

でも、「首振り」行為は簡単に思えるが・・・・実は物凄く難しい事なのである。

実際に首を右に左に振って(早く)左右を判断して前から来るボールを見ると視点が合いにくいはずである。

そうなると、ボールコントロールがおろそかになりミスになる。

これを恐れてボールばかり見ると周りは見れない。

この段階で一流とニ流の差が出るはずである。

どうすれば動体視力が向上するかは、教える人の意見が様々と思うが、私の練習では「首振り」「周りの状況判断」の2種類の練習を別々にしている。

もちろん、そこから「ボール無し」の静止状態→「ボール無し」の動いている状態→「ボールあり」の静止状態→「ボールあり」の動いている状態の順番で練習している。


写真はステップを踏みながら周りを確認しているものである。

これは「ボール無し」の動いている状態。


顔上げ3

顔上げ2




普通なら下の輪が気になり周りを見る事は難しい。

もちろんステップを確実に何種類もある物をやっている。

その都度、私が立っているところから支持がでる。

立つ位置は気まぐれのように動き回っているので

それを探す事もかなり難しい状況である。

合図は全て目で見て判断が必要なものになっている。

練習では、実践ではあり得ないほどの難しさを追求する事が

私のやり方でもある。

脳、考えることがいつもセットとなるので選手は練習後に

必ず「頭が疲れた」と言う。

近いうちにブンデスリーガ選手の練習も公開できるようにします。




上達のため

上達のために練習している。


http://ameblo.jp/fussball/


では細かい動作解析からはじめている。



Fortschritt 2

方向転換もかなりいい状態になってきている。

11月3日のブログでの状態(撮影は10月中旬)うまく身体が使えていない状態だった。


1、修正前

方向転換1





2、修正後

方向転換g



修正前は最後のハードルを越えた瞬間にはまだ青色の体幹部がしっかりと見えている。

修正後は最後のハードルを越えた瞬間に指摘した部分が行きたい方向へとシフトしている事がはっきりとわかる。

顔~背中~軸足までを黄色、それと付く足も黄色、クビ~捻れている体幹部~軸足までを青色でしめした。

この青色と黄色のラインをみてもらうと次への動きがどれだけスムーズか予測できると思う。

このように画像、または映像が私には必需となっている。

結論から言えば、脳と体の連結を活性化し、プレーの向上に必要な事を的確にとらえる事ができるからである。

では、脳と体の連結を活性化とは?

コーディネーション能力になる。

コーディネーション能力とは、状況を目や耳など五感で察知し、それを頭で判断し、具体的に筋肉を動かすといった一連の過程をスムーズに行う能力になる。

つまり、身体は脳からの指令によって全てを動かしている事になり、

思い通りの動きができるのは、感覚器からフィードバックされる情報によって、各段階の動きがチェックされ、修正されながら脳から運動の指令が出ているからである。

専門技術の前提条件である動きづくりには、脳の働きが切っては切れないトレーニングとなる。

脳から的確な指示が出ても、それを確実に表現できる身体が無ければ意味がない。

的確な指示を出すためには脳で理解する必要がある。

そこで、言葉で足りない部分を明確に画像、映像でつたえる。

画像、映像のよさは何かのようにみえるのではなく、何かのように感じとれる特殊な意味があるからである。


方向転換、ターンは止まるのではなくて移動する方向を変える意識。

よい練習は期待を持って始まり、喜びと満足感を持って終われる事である。


Fortschritte

毎回悪いところばかり指摘し解析していると、この選手は本当に「プロの道」を順調に進んでいるのか?と疑問の声が出そうなので、フォーム修正できた写真を公開したいと思う。

フォームの修正前、修正後の違いは明らかにわかる。

1、 修正前

腕の動き

2、 修正後

修正後


水色は合格である。

黄色の動きがまだ若干気になるがほぼOK。

と、こんな様に練習時には必ず映像を保存している。

なぜ、ここまで映像を重要視しているか?

口頭での説明だけでは「頭では理解」できているが、

「体での理解」が出来ていない事が多いからである。

「体での理解」とは頭からの指令と体がマッチした動きである。

それに対して微妙に違う動きをしている事を、「体での理解」が出来ていない事と思ってもらえれば理解がし易いのでは。

映像を常に選手に見せて練習を進めている。

物凄くいい動きをした時には「褒めるため、体と頭に記憶させるため」の手段としている。その逆に、悪い時、イメージと違う時、リハビリ時期などは良い時の映像と現在の映像を比較してもらっている。

私がどの様に指導しているか? 考えているか?

少しだけ書きたい。

とても生意気と思われるかもしれないが、、、、(笑)

監督、コーチとは、戦術的・心理的・スポーツ生理学的知識・スポーツ医学的知識・のバックグラウンドが必要であり、それが誰もが真似できるものではない事にする事が私の目標であり、現在やっている指導である。もちろん、人間性がもっとも大切な要素となる事は言うまでもない。

私はほとんどの練習の前に、どういう理由があってこの練習をし、この練習での得られる事も具体的に説明して練習を始めるようにしている。

全ての行動に理由があり、何らかの明確な裏づけがあり、信念が存在するからである。初回に書いたが「なによりもまず選手への信頼を獲得すること」から始まり、選手との信頼関係を築くことさえ出来れば、戦術面、心理的でのアプローチがより効果的になり、より効率的に結果を出せると思っている。

さらに、実践における証明や選手が体験した実感からの「納得」も得るようにしている。



Koordinationstraining Fussball

普通に方向転換した場合を解析(写真)。

写真の方向転換の順序は・・・・・・簡単に言えば以下である。

1、 首、顔を行きたい方向に動かす

2、 足をつく

3、 膝がつま先と連動する

4、体幹をひねる

である。



スピードがある程度出ている状態でこのターン、あるいは方向転換をしてしまうと、方向転換するために着いた右足を軸に体幹を反転させ、それに連動して左足が地面につくことになる。写真は黄色の部分が青色より先に方向転換しようとしている。

この時点で足のみを使って方向転換の意識が高く、骨盤や体幹の動きを上手く使われていない事になる。

首(頭部)と下半身(黄色)に挟まれている体幹部(青色)が一番最後に遅れてついてくる。極端に言えば、身体を「上、中、下」と3つに分けると仮定すると、「中」を除いた部分だけが方向転換していて、「中」が後から動く事になる。こうなると、支える軸が右足だけで廻り始めるので、左足が遠心力により外へと引っ張られる状態になり、左足の着地時は右足の斜め前ぐらいになる。力はつま先の向いている方向へ一番発揮できるので、斜めに着けば方向は斜めへとなる。それを、無理に上半身を使い、斜めから横へ動きを変えようとしてしもスピードは上がらない。



では、どのようにするのがベストなのか?

意識の持ち方としては、顔の動きに対して肩の動きも同じように意識することである。

顔の方向転換と同時に(青色○)で示している左肩を行きたい方向に入れる。

写真で言えば左肩が三角形内のピンク色部分に入るくらいの意識が必要である。

そうなると、顔→体幹部→骨盤(ここも重要)→足と無理なく連動できる。

雑巾で言えば、しぼって「パッ」とはなしたように身体が効率よくひねれる。

この順序で方向転換すると右足だけを軸で廻るのではなく、「顔、体幹部」も軸になり、それに下半身がついてくる方向転換になる。

着地時に右足の斜め前にしか着けなかった左足が、自然に無理なく斜め前から斜め横に近い状態に着地できる。

この「斜め前」から「斜め横」とが大きな差にある。つま先を行きたい方向に逸早く向けることによりスピードが活きてくるからである。


方向転換1

Koordinationstraining Fussball 2

瞬時の判断から動き出す事の多いサッカーでは、重心移動によって大きな差がでる。遅れてしまう例としては、判断は適切だけど1歩目が相手の方が勝る、距離(5m~15m)あれば追いつくがそれまでが遅いなどが上げられる。

スポーツの技術、記録の向上を望むなら、本格的なトレーニング以前に、

「自分の歩き方」、「走り方」、「フォームのチェック」、を正しい形(100%力を発揮できる状態)に整えておく必要がある。

なぜなら、パフォーマンスとは、選手自身の身体を動かすことで成り立っているからである。身体を動かす事とは重心の移動であったり、軸の作り方になってくる。初歩的な重心の移動が正しくできていないと、身体の不要な部分に負担がかかってしまう。その結果 、トレーニングを行なっても、ある部分だけが痛くなったり、あるいは必要な部分に必要な筋力がなかなかつかないといった現象が出てくる。力の使い方が非合理的になってしまうと100%の力を発揮出来ない事は言うまでもない。


今回は前回の直線的な動きから横へ方向を変える動きを取り上げてみたい。

解析は次回です。

方向転換

余談、、、、

私は、UEFA公認のサッカーライセンス所持者である。

日本で言う「Sライセンス」にはまだ届いていないが、5年後には届いてる予定で現在を過ごしている。

たくさんの人にお世話になり、チャンスをもらっている。

1つ1つ結果を出せるように日々努力している。

「目標に向かう事」「夢を叶える事」それを実現するために協力してくれる人が居るこんな環境に感謝したい。


Koordinationstraining Fussball

1つ目のライン

前回の写真から2点どうしても修正したい部分がある。


1つ目は水色のライン。

これは障害物(15cm)ほどの高さに調節されたハードルを越えている写真である。

足の引き上げる行為が水色のラインの様に外へ流れている。

それと、引き上げている膝が内側へ入り過ぎていることである。

この行為によって走る事に必要な「引き上げる」動作はもちろん、「足を着く意識」が鈍くなる。

私の中では、「足を着く意識」は早く動く事に大切な事と思っている。

例えば、歩く時に引き上げる事よりも、足を前方へ着く意識をして歩くと普段より早く、楽に、スムーズに動ける事が実感できるはずである。



腕の動き


2つ目は黄色の○

腕の動きだが向かって左は外へ肘を引いていて、向かって右は内側へ拳が入ってきている。この繰り返しが続くと、走る際に上半身の脱力が出来なくなり、無駄に力を入れてしまい、この事によってスピードが上がることはない。

例えば、歩く時にこのフォームで歩くと疲れることがすぐに実感できる。

疲れる動作は基本的に無駄な力が入っている事になる。

上手く脱力できる事が「自分自身を自分でコントロール」出来ている事になる。


サッカーに限らずスポーツ全般でアスリートを目指すなら、あるいはアスリートから更にレベルアップを目指すなら、フォームは大切な要素である。フォームが悪ければその人の持っている能力は100%発揮できる事はまずない。


選手に対して「何を」「どの様に」「どんな場面」「どこを使って」「なぜ・・」必要としているか完全に理解できるように説明して指導している。

指導された選手は自然と「体」と「頭」で理解していく。

その結果、スキルアップはもちろん、スランプからの脱出や怪我からのリハビリでも最低限は自分で調整が出来る事になる。


サッカー選手育成・・・

私は現在ドイツでサッカーコーチをしている。

去年からプライベートで16歳の高校生を教えている。

3年間でプロの世界へと送り出すための準備は1年が経過した。

私のプランでは1年目は「私が」どんな考え方、どんな練習方法、どんな価値観、でサッカーを捉えているかを理解してもらう事を重点的に理解してもらってきた。

これはなぜ必要か・・・・理由は簡単である。指導者は必ずしも全ての人に理解される訳ではないからである。

ここで理解できればお互いの信用ができるので、何かを成し遂げると言う大切さや、成功を同じ価値観で喜べるのである。

もちろん、その反対に試合に負けたり、怪我をすればその辛さも、悔しさも理解できるのである。

私の独自のプロ育成トレーニングメニューの始まりは「人と人の信頼関係」がベースになっている。

「練習の課題、意味、大切さ、」などを理解させるために初めからハードにはしない。初めからハードにしてしまうと、練習の意味や、意図が酸欠、疲れ、から「ただこなす」事になり、理解できなくなる。「ただこなす」事はもっとも私が恐れている練習である。

なぜなら、例として言えば

「フォームが崩れる」→「関節などに負担がかかる」

と怪我へ直結するからである。

トレーニング内容が、私の独自な理論から成り立っているのは言うまでもない。

身体の成長段階に関係なく機具を用いた筋トレは「究極の仕上げ」の段階でしか使用しない。

つまり、最終段階である。その最終段階まで行くのにはクリアしなければいけない項目がある。

項目についてはたくさんありすぎるので、ブログを読んでくれた読者が自由に理解してもらっていいと思っている。

余談にはなるが彼は文句1つ言った事がない。疑問、質問は雨のように来るが文句はない。そして、強い意志、感謝の気持ち、目標と夢の使い分け、などがしっかりできている「ある意味」私の尊敬する人である。

悪いフォーム 

これは初めの頃のフォームである。

どこが悪いかは・・・・次回のお楽しみ。


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