ヘリウムボンベの色 | バルーン・ショップの日々

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日本ではまだ珍しい存在の風船専門店。

その日々の格闘の様子や、バルーン・デコレーションの現場風景をお届けします。

前回はヘリウムガスを始めとした高圧ガスに関してのお話をしました。

 

今回はその延長として、「高圧ガスボンベの色」についてお話してみます。

 

よく目にする(?)ヘリウムガスのボンベは灰色ですね。

あ、あまり目にしませんか(笑)

 

ガスボンベは灰色のイメージがあるかと思いますが(?)、実は他の色のボンベもあります。

 

 

ヘリウムやアルゴンガスなどは灰色、水素は赤、酸素は黒といった具合ですね。

他にもアンモニアの白、塩素の黄色などもあります。

 

この色については日本の高圧ガス保安法で決められたもので、国によって違いがあったりするようですね。

 

ではこの色に何か意味があるのでしょうか?

実は僕も知りません<(_ _)>

少し調べてみてもハッキリした理由は見つけられませんでした。

 

ただ、以前から口伝えに聞いたり自分なりの解釈としていたのは、

 

危険なガスほど目立つ色!!

 

でした。

事故や火災などの際、救急隊がボンベを見つけたときにどのような危険性がありうるかを一目で解るようにですね。

 

ご存じのとおりヘリウムは無毒無害不燃性という安全なガスなので地味な灰色。

水素のように可燃性のものはちょっと脅かされている感じの真っ赤。

また、酸素は可燃性ではない支燃性ですが、医療機関などで取り違いがおこると人命に関わりますから一目で確認できる黒なんだという理屈です。

 

「概ねこの解釈は間違いではないと思う」という程度の認識でこの業界を生きてきました♪

 

でもよく考えると矛盾があるんですよね。

たとえば可燃性のメタンガスも灰色ですし、LPガスもそうですね。

可燃性も毒性もある一酸化炭素やエチレンも灰色です。

 

先ほどの理屈であればこれらのガスも赤など目立つ色にするべきです。

では何故なのでしょう?

 

すみません、わかりませんでした(;^_^A

 

でも街中でもガスボンベを運搬しているトラックなどを良く見かけますので、積んでいるボンベの色などを意識して見てみるのはいかがでしょうか。

 

もやもやした終わり方で、ホント申し訳ございません!<(_ _)>