Fujii 11月29日‐2月26日‐O‐Mi‐Fumi-Mica -2ページ目

その後もダイアルQ2で知らない女性と電話で話すのは続いた。


最初のころのような大部屋にたくさんの女性たちがいるバージョンは消えていき、


男性と女性のお互いが自宅同士でつながり合う形に変わっていった。


いわゆる2(ツー)ショットと呼ばれるもの。



その頃男性側が店に出向き、個室で一般の女性達からかかってくる電話を待つ


“テレクラ”というのもあったが、私にはまったく興味は無かった。


そもそもああいうところは出会いが目的のはずで、 私にはその気が無かったから


だ。  ただ、うちにいて安全に楽しく話がしたい、それだけだった

 


でも2ショットになってから前にもましてまともに話が出来る女性はなかなかつながら


なかった。


男側と同じように出会いを求めて掛けていた女性も少なくなかったのかもしれない。


こちらが会おうとしないのが分かるとそうそうに電話を切られた。


こちらからも切った。 


まったく話の噛み合わない人とはやはりね。  でもそういうの多かったな。



それでも何人かの女性達とは長く続いた。


どういうことかと言えば。



ある程度話した後、もしよかったら直接掛けてこないかと言ってこちらの電話番号を


伝えると、何人かは折り返し掛け直してくれた。


それで2ショットの会社(機械?)を通さずにダイレクトに話せるようになる。



でも、掛けて来ない女性ももちろんいた。


というのは、そういう2ショットというのは一般女性を装ってアルバイトをしているさくら


が多くいたからだ。 


仲良くなった女性が実はさくらのバイトで、そういう内情を話してくれたりした。




うちの番号を知った女性たちはその後掛けてくるようになり、向こうも安全だと分か


れば相手の電話番号を教えてくれた。


そういう女性たちが増えていった。


今はもう掛けることもないけど、みんないい友人だったな。



しかし、しばらくするとそういうところに掛ける必要が無くなった。




今回はWKKKから離れて少し近況を記しておこう。


1993年からもう18年も経ったのか。 実は今計算してみて少し驚いた。


こんなにも時間が過ぎていたのかと。


あれから私はどこにも属さず、足跡を残さないように生きてきた。


今現在も昔の私を知っている人間とは全く交流が無い。


話が出来る人間は、ここの近所で何人か。


月に一度、ある公共施設で会う2人、位かな。


実家の家族ですらも今住んでいるここの住所は教えていない。


携帯も今は無い。


自分の名義で登録するとそこから情報が漏れてしまうのでそれも避けていた。


去年まで使っていた携帯は伯母の名義だった。


その伯母が亡くなった。


話がそれるけど、実は亡くなる少し前にある偶然が重なって、私は導かれるように、


何年かぶりに会いに行くことになった。


いずれその時のことは書くつもりだ。




なんだかこういう風に書いていくと、まるで犯罪者だな。


しかし私は犯罪を犯したことはない。 一度も。



住所等が分からないようにした理由は一つ。


このWkkkに登場する者たちが私を探しても分からないようにしたかった。


そして、今はこうやって発信することで、逆に私のことを見つけてくれるように動き始


めたというわけだ。



Fumi、私はもうあそこには住んでいない。 


さらに、君と話していたころのあの県には住んでいない。


あの後かっての私の使っていた電話番号に掛けてみたかな。   つながらなかっただろう。


確か君との最後の電話は1993年の12月だったよね。


1993年1月13日にMicaと出会い、1月20日に君と出会った。


私にとって1993年は君とMicaの年だった。



1998年6月あそこを引き払った。 そして一時実家に帰った。


その後半年いて別の場所に移動した。           それがここだ。


実家のころ、そしてここに来た当時はまだ携帯で青森のKとつながっていた。



そうか、君はもうあの後のことは知らないよね。


君とMicaと離れようとした、あのときに話したように、その後はMiとでの展開になった。



君は知らないだろうから教えてあげる。


あのMiはMicaと年齢、生年月日が全く同じだったんだ。


それって変だろ。


だって君とつながったあの街と、Miのいる東京とは住んでいる場所が違う。


どう考えても接点が無いはずなんだ。


君とMiがつながっていた可能性はどう考えてもありえない。(と、思いこんでるだけなのかな。)


そのことは当時から今に至るまで数限りなく検証してみた。



たとえば、あるお話倶楽部のようなものがあり、そこに君もMiもいたとする。


そして君は彼女に「今こういう男(私だ。)と電話で話している。 話していて楽しいし、なによりまじめで


安全だ。」 と。 そして私は巧妙にMiに譲渡された。  どう?  あり得ないかな。



他に理由が考えられるとすれば、私と君との会話を盗聴されていたということだ。


そしてMicaの情報がMiに伝えられてあのキャラクターを作り上げた。


それだって可能性としたら低いけど、まだ多少なりともあり得るはなしだ。



それとも君にはなにか思い当たるかい?




君とMicaの話もなかなかだったけど、このMiの話はその後の私を変えた。


単なる電話での会話だけでなく、一度も会うことは無いのに私には具体的なことが幾つか起きた。


何故そこまで私のことが分かる?ということも。


どう推察してみても、ある種の特殊な能力がないと不可能なんだ。



その話をここで、[Wkkk]としてつづっていくつもりだ。



その前ふりのような形で、君とMicaの話も書かせてもらう。



でないとあの不思議な数字の一致での説得力を伝えられないからね。



もし異論があればここに備えてあるコメント機能で止めてくれ。




そう、このブログはね、君たち関係者たちに向けて発信するために始めた。


誰か知らない人たちに読んでもらおうって言うんじゃないんだ。



君を含めた数人の、あの時の関係者たちがこれを見つけてくれることを願っている。






ダイアルQ2。

毎日郵便受けに10枚くらいのちらしが入っていた。


はがきの半分くらいの大きさで女性の写真と番号が大きく載っている。

それらを部屋に持ち帰ってしばらく眺めていた。


最初にそこに掛けたときのことはまったく記憶にない。

おそらくあまり何も考えずに番号をプッシュしたのだろう。


あるいは記憶に残るほどのことは無かったということだ。



初めの頃は女性たちは一つの部屋にいて一人ずつ電話が与えられている。

そして次々かかる男からの電話を空いている子がとって話す。といったものだった。


一人一人が何かで仕切られてもいなかったのだろう。  

よく耳を凝らすと近くで話している他の女の子の話している声が聞こえた。




実はこの時に特筆すべきことが起きている。

その女性はその後話した女性たちの、どの一派にも属さない印象だった。

あるいはまだ何も始まっていない時だ。 

私がそれを判別できるだけの経験が不足していたせいかもしれない。


彼女が言ったその言葉にしても、忘れてしまっていた。

その後、一連のことが起きた後でそのことがふと頭によみがえったのだ。


その女性にとても真面目な印象を受けた。

控えめで自分のことは話さずに相手の話すことを聞く側に回るタイプのようだった。


私にとっては話しやすく、内容は覚えていないが、たわいもない世間話のようなものをしたのだろう。 そして流れで相手の話を聞いた。 


彼女は何かそれほど深刻でない悩みを抱えていて、二人してその解決方法を考えあった。

そしてかなりの時間が過ぎていき、終わりがけに私に礼を言った。

「自分に優しくしてもらったことってあまりないんです。」と言い、ちょっと考えた後こう言った。


「あなたは私に優しくしてくれた。

       これから先きっとあなたに何か良いことがありますよ。」


その時はその言葉を深く考えなかった。

でも時間が過ぎて色々なことが起きて去ったあと、ふとその時の言葉を思い出した。


もしかして、この話の一番最初はあそこだったんじゃないか・・・。」 と。