WKKK-4 | Fujii 11月29日‐2月26日‐O‐Mi‐Fumi-Mica

その後もダイアルQ2で知らない女性と電話で話すのは続いた。


最初のころのような大部屋にたくさんの女性たちがいるバージョンは消えていき、


男性と女性のお互いが自宅同士でつながり合う形に変わっていった。


いわゆる2(ツー)ショットと呼ばれるもの。



その頃男性側が店に出向き、個室で一般の女性達からかかってくる電話を待つ


“テレクラ”というのもあったが、私にはまったく興味は無かった。


そもそもああいうところは出会いが目的のはずで、 私にはその気が無かったから


だ。  ただ、うちにいて安全に楽しく話がしたい、それだけだった

 


でも2ショットになってから前にもましてまともに話が出来る女性はなかなかつながら


なかった。


男側と同じように出会いを求めて掛けていた女性も少なくなかったのかもしれない。


こちらが会おうとしないのが分かるとそうそうに電話を切られた。


こちらからも切った。 


まったく話の噛み合わない人とはやはりね。  でもそういうの多かったな。



それでも何人かの女性達とは長く続いた。


どういうことかと言えば。



ある程度話した後、もしよかったら直接掛けてこないかと言ってこちらの電話番号を


伝えると、何人かは折り返し掛け直してくれた。


それで2ショットの会社(機械?)を通さずにダイレクトに話せるようになる。



でも、掛けて来ない女性ももちろんいた。


というのは、そういう2ショットというのは一般女性を装ってアルバイトをしているさくら


が多くいたからだ。 


仲良くなった女性が実はさくらのバイトで、そういう内情を話してくれたりした。




うちの番号を知った女性たちはその後掛けてくるようになり、向こうも安全だと分か


れば相手の電話番号を教えてくれた。


そういう女性たちが増えていった。


今はもう掛けることもないけど、みんないい友人だったな。



しかし、しばらくするとそういうところに掛ける必要が無くなった。