日本最大にして最古の石塔《石塔寺》 | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮りしながら、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

おやじの百寺巡礼 ≪NO69≫

石塔寺(いしどうじ)滋賀県東近江市

        令和6年7月7日(日)

 

百済寺を後にして、

同じ東近江市内にある

石塔寺(いしどうじ)」を

目指しました。

 

本日三っ目の寺は

今までの寺とは違い

木陰の少ない

石仏群の寺と調べていたので

この暑さの中では

かなり辛いだろうと

覚悟していました。

 

到着した

石塔寺」の駐車場には

やはり

参拝者の車は全くありませんでした。

 

下馬」と書かれた大きな石塔の横に

阿育王山・石塔寺(あしょかおうざん・せきどうじ)

と言う石塔が建っています。

先へ進むと

両脇に古びた五輪塔

そこらかしこに現れます。

正面に急な石段が見えてきました。

しかし登り口に

チェーンがかかっています。

 

案内所の前に立つと

ご住職らしき人が庫裏から出てこられ

チェーンを外してくれました。

拝観料を納め

長い急な石段(158段)を登ります。

 

暑さのせいで

息があがります。

石段の両側にもたくさんの五輪塔

迎えてくれます。

 

ようやく石段の上が見えてくると

そこに

青空を突き刺すように

巨大な「石の三重塔」が現れました。

阿育王塔(あしょかおうとう)」です。

 

石段を登り切った場所は

阿育王塔」を中心に

五輪塔の大群です。

やはり

他の寺と全く違う

異様な風景

広がっていました。

 

高さは約7.5m

これが日本最古で最大の石塔

太陽の光を浴びた

大きな石塔を仰ぎ見ました。

 

巨大な石塔の周りを囲む

五輪塔と石仏群

鎌倉時代より年月をかけて

奉納されたもので

その数は一万基

超えているといわれています。

その中でも

特に大きい五輪塔や宝塔

国の重要文化財だそうです。

 

石塔群を眺めながら

奥の「八十八か所道」も少し歩いてみました。

 

石段の脇には「鐘楼」がありました。

あまり大きな鐘ではありませんが

賽銭箱がありましたので

奉納し、一度撞かせていただきました。

暑さのせいか

乾いた音が

ゴ~~ン」と

境内に響き渡りました。

 

再び石段を降り

 

阿育王山」と扁額を掲げた

山門をくぐりました。

 

本堂」に向かいます。

 

本堂の中は

少し涼しかったので

本尊「(秘仏)聖観音」の御前立である

十一面観世音菩薩」に向かい

般若心経を唱えさせていただきました。

外陣の天井には

石塔寺」の扁額の下に

大きな数珠が飾られていました。

本堂を出ると

庭の木立の中に

聖観音」でしょうか

石仏が強い陽に照らされ

輝いていました。

石塔寺」は想像通りの寺でした。

でも

あの石塔、石仏群には

圧倒されました。

 

そしてその中心に建つ

大きな「石の三重塔

やはりすごいです。

 

暑さにはやられましたが

訪れて良かったと

思わせる寺でした。

 

できれば

季節を変えてですが(笑)。

      (2024.7.12記)

 

石塔寺(いしどうじ)

【宗 派】 天台宗【本尊】聖観音≪秘仏≫

【院 号】 阿育王山 (あしょかおうざん)

      石塔寺正寿院(いしどうじしょうじゅいん)

【所在地】 滋賀県東近江市石塔町860

【電 話】 0748-55-0213

【拝観時間】9:00~18:00

【拝観料】 400円

【交 通】 近江鉄道桜川駅から車で5分