聖徳太子所縁の湖東三山の寺「百済寺」 | 乗り鉄親爺の寺巡り

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鉄道大好き親爺が列車や車で、写真を撮りしながら、大好きな作家五木寛之さんの「百寺巡礼」のように全国の寺巡りをしています。

おやじの百寺巡礼 ≪NO68≫

百済寺(ひゃくさいじ)《滋賀県東近江市

             令和6年7月7日(日)

 

西明寺を出て、

東近江市の「百済寺」に向かいます。

途中、湖東三山の一つである

金剛輪寺」にも

参拝しようと思いましたが

この暑さです。

長い参道もあり

さらに時間も限られているので

入口の

大きな提灯の前で一礼し

車を走らせました。

 

道中に一昨年

2年かけて

旧中山道を完歩した時に

歩いた宿場町の

豊郷(とよさと)愛知川(えちがわ)

地名が目に入り

懐かしく思い出しました。

 

東近江市に入り

左折場所の傍らに

百済寺」と書かれた

大きな石碑がありました。

車は山道を進み百済寺駐車場に入りました。

本来なら手前の「赤門」をくぐり

表参道を歩くべきなのですが

この暑さです。

表門」からにさせてもらいました。

 

駐車場内の売店で

近江牛コロッケ」を食べ

通用門」をくぐります。

 

受付で拝観料を納めると

傍らにあった来年のカレンダー

(百済寺庭園が表紙でした)

をいただきました。

 

中に入ると

参拝ルートがあるようで

本坊・喜見院

池泉回遊式庭園」が

見えてきました。

かなり大きな庭園で

そのまま小道を登っていくと

遠望台」にたどり着きました。

遠望台からの

東近江の里の風景はとてもきれいでした。

 

庭園を出ると

すぐそばに

自然石の石段が続き

仁王門」の姿が見えました。

そして石段脇には

百寺巡礼」を書いた五木寛之さんが

参拝した時の感想が書かれていました。

 

仁王門」の両側には

大きな「ワラジ」が吊り下げられ、

朱色の二体の「金剛力士像」が

向き合って立っていました。

 

仁王門」をくぐり

さらに石段を上り

ふと見上げると

大きな「本堂」が突然現れます。

 

本堂を参拝し

厨子の秘仏「十一面観音立像」の御前立に

手を合わせます。

 

廻廊に出てみると境内の

青紅葉がとてもきれいでした。

 

隣に「鐘楼堂」が見えました。

この鐘も撞いて良いようです。

今回は西明寺の鐘で経験したので

今度は

静かに撞いてみました。

きれいな音が

ゴ~~ン

境内に鳴り響きました。

 

帰路も元来た自然石の

石段をゆっくりと降りていきます。

木漏れ日の中に

仁王門」が浮かび上がります。

百済寺」は

もしかすると

この時季だけかもしれませんが

とても静かなお寺でした。

自然石のなだらかな

石段がとてもきれいでした。

 

表門」をくぐり

本坊「喜見院」を仰ぎ見ます。

この暑さの中でも

この場所が涼しいのでしょうか、

玄関に猫が

気持ちよさそうに昼寝をしています。

菩提樹の木が青葉を広げ

元気に育っています。

これも本堂脇のものと同じ

千年菩提樹」でしょうか。

  

暑さがピークになってきました。

駐車場に停めた車の中も

相当な暑さになっているでしょう。

 

もう昼食時間をだいぶ周っています。

どこかで

お昼を食べなければ、

そんなことを考えながら

近江最古級の寺院

百済寺」を

後にしました。

         (2024.7.11記)

 

 

百済寺(ひゃくさいじ)

【宗 派】 天台宗【本尊】十一面観音立像

【山 号】 釈迦山 (しゃかざん)

【所在地】 滋賀県東近江市百済寺町323

【電 話】 0749-46-1036

【拝観時間】8:00~17:00

【拝観料】 800円(本堂裏陣拝観1000円)

【交 通】 近江鉄道八日市駅から車で15分